Sunday 22 July 2012

Parisのマーケット

パリ話、今回はマーケットのイメージ。
どこにホリデーに出かけても、まず調べてみるのがマーケット。アンティークや中古品市なら理想的、そうでなくても、食べ物マーケットでも地元の食事情を観察するのに興味深い。
同行のDanaさんは、私よりはずいぶん料理が得意なので、食べ物マーケットには興味津々でマーケットのリサーチも怠りなし。
そんなわけで、まずはブロカンテのマーケット、そして、Raspail(ラスパイユ)の食品マーケットに出かけてみた。



Antiques market
Alexandre III(アレクサンドル3世)橋のたもとの、ブロカンテ・マーケット。
ネット・サーチしていて見つけたブロカンテ・マーケットのオーガナイザー、その名も「スパム(!?)」。
ちょうど滞在中には、アレクサンドル3世橋で開催、とのこと。
ホテルのあるサンジェルマンからはバスで1本、15分程度なので、楽しみにしていってみた。

Brocante market at Pont Alexandre III
そうしたら・・・まぁ、たったこれだけ、全部で20スタンド位。
これだったら、Danaさんちの近所のチジック・カーブーツの方がましかも・・・
とかなんとか、ぼやきながらも、せっかくだから見て回る。

Brocante market at Pont Alexandre III
出だしのこのスタンドが、突出していい味出している。
スタジオ系のヴィンテージライトと、科学・医療系のヴィンテージ。
Danaさん、はまる。

Brocante@Pont Alexandre III, Paris
Photo by noriko.stardust @ Flickr
壜ものの写真は、noriko.stardustこと、Danaさんが見事にキャプチャー。
どことなく博士的風貌の、スタンドのおじさんもいい雰囲気。

Brocante market at Pont Alexandre III
Danaさんが壜を選んでいる間に、隣のスタンドを物色。
かなりおベタな品揃えの中に、突然ひとつだけ目を引くものあり。

From Paris market
結果、戦利品一つ目は、このジュエリーケース。高さ9cm程度の小さなもの。
このタイプのガラス・ジュエリーケースは、たいていフランス製。
なので、ヴァンヴのマーケットなどで四角いものを時々目にするが、この形は珍しい。
コンデションのあまりよくない(中の生地がたいてい傷んでいる)物でも、
近頃は50ポンド以上する。
これは、多分雨でぬれたのだろう、中に青カビが生えていたので、
70ユーロを40ユーロ(32ポンド位)まで一気に値下げしてもらって、即買い。
帰ってからふたを開けて、日なたでちゃんと乾かせてから、
歯ブラシで掃除したら、カビは判らなくなった。

下のシルクスカーフも、ここのマーケットで購入。

Brocante market at Pont Alexandre III
この女性がディーラー。
インド製サリー用のシルク地で作ったスカーフだとか。
私の買ったのが、とりわけ柔らかくて肌触りがよかった。
ショールにもなるような大判なのに、10ユーロ(8ポンド)のお買い得価格。
そのためか、全体に暇そうなマーケットの中で、ここだけが大繁盛。
前にいたフレンチ・マダムは、まとめ買いしていた。

Brocante market at Pont Alexandre III
え、これだけ!?とか最初言っておきながら、けっこう楽しんでいる。

Brocante market at Pont Alexandre III
アンティークの時計パーツ。
近頃はスチーム・パンク系のアクセサリーで、よく使われている。

Under the bridge - Pont Alexandre III
この、アレクサンドル3世橋、橋の上の装飾もお見事なのだが、橋の下がまたフォトジェニック。
19世紀末期の、スティールとレンガのコンビネーション。

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そして、話は変わって、その翌日。
今度は食べ物マーケットを散策しに、Boulevard Raspail(ブルーバール・ラスパイユ)に向かう。
ホテルからは近いのでぶらぶら歩いていったが、
最寄の駅はRennes(レネ)か、Sèvre-Babylone(シヴレ・バビロン)。
火~金曜日7:30AM~2:30PMと、日曜日7:00AM~3:00PM オープン。
(日曜日はオーガニック・マーケットだそう)

Market - Boulevard Raspail
いきのいい野菜たち。

Market - Boulevard Raspail
キチネット付のホリデー・アパートに滞在していたら、
思いっきり買い物してしまいそうになるが・・・ホテルなので、我慢。

Market - Boulevard Raspail
とれとれのニンジン。

Market - Boulevard Raspail
白アスパラガスはフランスっぽい。英人は食べないんじゃないかな。

Market - Boulevard Raspail
肉食の私は、サラミに吸い寄せられる・・・。

Market - Boulevard Raspail
魚も新鮮!!

食品以外にも、キッチン用品や器などの雑貨のスタンドも、いくつか出ている。
日本人観光客が多いのか、あちこちに日本語表記あり。
「ありがとう」「さよなら」は、どのスタンドでも言われた(笑)。
ここ以外でも、パリの各地に食品マーケットあり。
英語だけれど<こんなページ>を見つけた。
グルメの方はぜひどうぞ^^。

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再び話は変わって、今度は食品マーケットでも、常設の店の並ぶ通り、
パリ最大の食品街Rue Mouffetard(ルー・ムフタール)。
食料品店と、飲食店がぎっしりかたまっている。
最寄の駅はPlace Monge(プラス・モンジュ)か、Censier-Daubenton(ソンシア・ドゥボントン)。
ここはドゥボントンのあたりに少しだけスタンドも出ているが、
それ以外はすべてお店なので、いつでもあいている。

Rue Mouffetard
この眺めは南の端ドゥボントンに近いあたり。
小高い丘の上になっている。
なので、19世紀のハウスマン(仏語読みならオスマン・・・か)が、
ナポレオン3世の元、プランした都市開発から逃れている。
すると、このように「オーガニック」な街並み、と、なる。

Rue Mouffetard
食料品店、カフェ、ビストロが連なっている。

Rue Mouffetard
もう少し北側のプラス・モンジュ近くの通り。
このあたりは軒並みビストロ。

Rue Mouffetard
ほかのエリアに比べると、どこも安くて美味しいという評判。

Rue Mouffetard
店構えもノスタルジックだったり、

Rue Mouffetard
ソルボンヌ~ラテン・クォーター、学生街のボヘミアンな雰囲気。


おまけヴィデオで、Maubert Mutualite(モベール・ミュチュアリテ)の駅から、
ムフタール通りを散策する、というのを見つけた。
パリ下町の雰囲気がよく出ている。
6分すぎたあたりからが、実際のムフタール通りに入っていく。



「で、ペーター師匠はいかがでしたか?」なんて質問が友人間からでているので、次回は、パリ話ちょっとおいておいて、Flers(フレア)に話は飛ぶ予定。
まずは、パリからフレアに向かう道中のイメージから。

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