Parisのマーケット
パリ話、今回はマーケットのイメージ。
どこにホリデーに出かけても、まず調べてみるのがマーケット。アンティークや中古品市なら理想的、そうでなくても、食べ物マーケットでも地元の食事情を観察するのに興味深い。
同行のDanaさんは、私よりはずいぶん料理が得意なので、食べ物マーケットには興味津々でマーケットのリサーチも怠りなし。
そんなわけで、まずはブロカンテのマーケット、そして、Raspail(ラスパイユ)の食品マーケットに出かけてみた。
Alexandre III(アレクサンドル3世)橋のたもとの、ブロカンテ・マーケット。
ネット・サーチしていて見つけたブロカンテ・マーケットのオーガナイザー、その名も「スパム(!?)」。
ちょうど滞在中には、アレクサンドル3世橋で開催、とのこと。
ホテルのあるサンジェルマンからはバスで1本、15分程度なので、楽しみにしていってみた。
そうしたら・・・まぁ、たったこれだけ、全部で20スタンド位。
これだったら、Danaさんちの近所のチジック・カーブーツの方がましかも・・・
とかなんとか、ぼやきながらも、せっかくだから見て回る。
出だしのこのスタンドが、突出していい味出している。
スタジオ系のヴィンテージライトと、科学・医療系のヴィンテージ。
Danaさん、はまる。
Photo by noriko.stardust @ Flickr
壜ものの写真は、noriko.stardustこと、Danaさんが見事にキャプチャー。
どことなく博士的風貌の、スタンドのおじさんもいい雰囲気。
Danaさんが壜を選んでいる間に、隣のスタンドを物色。
かなりおベタな品揃えの中に、突然ひとつだけ目を引くものあり。
結果、戦利品一つ目は、このジュエリーケース。高さ9cm程度の小さなもの。
このタイプのガラス・ジュエリーケースは、たいていフランス製。
なので、ヴァンヴのマーケットなどで四角いものを時々目にするが、この形は珍しい。
コンデションのあまりよくない(中の生地がたいてい傷んでいる)物でも、
近頃は50ポンド以上する。
これは、多分雨でぬれたのだろう、中に青カビが生えていたので、
70ユーロを40ユーロ(32ポンド位)まで一気に値下げしてもらって、即買い。
帰ってからふたを開けて、日なたでちゃんと乾かせてから、
歯ブラシで掃除したら、カビは判らなくなった。
下のシルクスカーフも、ここのマーケットで購入。
この女性がディーラー。
インド製サリー用のシルク地で作ったスカーフだとか。
私の買ったのが、とりわけ柔らかくて肌触りがよかった。
ショールにもなるような大判なのに、10ユーロ(8ポンド)のお買い得価格。
そのためか、全体に暇そうなマーケットの中で、ここだけが大繁盛。
前にいたフレンチ・マダムは、まとめ買いしていた。
え、これだけ!?とか最初言っておきながら、けっこう楽しんでいる。
アンティークの時計パーツ。
近頃はスチーム・パンク系のアクセサリーで、よく使われている。
この、アレクサンドル3世橋、橋の上の装飾もお見事なのだが、橋の下がまたフォトジェニック。
19世紀末期の、スティールとレンガのコンビネーション。
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そして、話は変わって、その翌日。
今度は食べ物マーケットを散策しに、Boulevard Raspail(ブルーバール・ラスパイユ)に向かう。
ホテルからは近いのでぶらぶら歩いていったが、
最寄の駅はRennes(レネ)か、Sèvre-Babylone(シヴレ・バビロン)。
火~金曜日7:30AM~2:30PMと、日曜日7:00AM~3:00PM オープン。
(日曜日はオーガニック・マーケットだそう)
いきのいい野菜たち。
キチネット付のホリデー・アパートに滞在していたら、
思いっきり買い物してしまいそうになるが・・・ホテルなので、我慢。
とれとれのニンジン。
白アスパラガスはフランスっぽい。英人は食べないんじゃないかな。
肉食の私は、サラミに吸い寄せられる・・・。
魚も新鮮!!
食品以外にも、キッチン用品や器などの雑貨のスタンドも、いくつか出ている。
日本人観光客が多いのか、あちこちに日本語表記あり。
「ありがとう」「さよなら」は、どのスタンドでも言われた(笑)。
ここ以外でも、パリの各地に食品マーケットあり。
英語だけれど<こんなページ>を見つけた。
グルメの方はぜひどうぞ^^。
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再び話は変わって、今度は食品マーケットでも、常設の店の並ぶ通り、
パリ最大の食品街Rue Mouffetard(ルー・ムフタール)。
食料品店と、飲食店がぎっしりかたまっている。
最寄の駅はPlace Monge(プラス・モンジュ)か、Censier-Daubenton(ソンシア・ドゥボントン)。
ここはドゥボントンのあたりに少しだけスタンドも出ているが、
それ以外はすべてお店なので、いつでもあいている。
この眺めは南の端ドゥボントンに近いあたり。
小高い丘の上になっている。
なので、19世紀のハウスマン(仏語読みならオスマン・・・か)が、
ナポレオン3世の元、プランした都市開発から逃れている。
すると、このように「オーガニック」な街並み、と、なる。
食料品店、カフェ、ビストロが連なっている。
もう少し北側のプラス・モンジュ近くの通り。
このあたりは軒並みビストロ。
ほかのエリアに比べると、どこも安くて美味しいという評判。
店構えもノスタルジックだったり、
ソルボンヌ~ラテン・クォーター、学生街のボヘミアンな雰囲気。
おまけヴィデオで、Maubert Mutualite(モベール・ミュチュアリテ)の駅から、
ムフタール通りを散策する、というのを見つけた。
パリ下町の雰囲気がよく出ている。
6分すぎたあたりからが、実際のムフタール通りに入っていく。
「で、ペーター師匠はいかがでしたか?」なんて質問が友人間からでているので、次回は、パリ話ちょっとおいておいて、Flers(フレア)に話は飛ぶ予定。
まずは、パリからフレアに向かう道中のイメージから。
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