インテリア雑貨ショップ-Bardoe&Appel(バードエ・アンド・アペル)のフォトセッション
先週は、ここロンドンでは珍しい夏日続きで、暑い日差しが苦手な私は、ちょっとうだリ気味。
その上、今年は花粉症が超シビア(UKの場合、大半が「草」が原因なので、「スギ花粉=早春」の日本と違って、6月~7月の夏の間におきる。)。
例年、ドラッグは採らないで、サプリメント(生薬・・・的なるもの)とホメオパシーのレメディで難なく乗り切ってきたものが、今年はそれでは効かなくて鼻水全開の上に、咳まで出だした(喘息に至る人もいるとか・・・)。
経験上、最悪の時期は2週間程度なので、窓を閉めてアイオナイザーをかけた部屋にこもって、仕事していることにしている。
今週は天候一転して、UKらしく20℃前後の曇り空+時々にわか雨に逆戻りで、花粉レベルも一気にダウン。
やれやれ、イギリスの気候は、こうでなくっちゃね(笑)。
いや、この時期は、仕事の方も詰まっていて、出歩いてないで仕事しろってことなのかもしれない。
そんなわけで、再び仕事がらみの標本箱の今回は、Guildford(ギルドフォード)の雑貨ショップ、Bardoe&Appel(バードエ・アンド・アペル)でのフォトセッション。
ここはKotomiジュエリーの卸先でもあって、2-3ヶ月に一度は納品に行く。
何度か標本箱にも詰め込んだことがあるのだけど<たとえば、このページ>、今回は新しい商材のイメージを、Webのスライドショーで見せるため。今後も年に1-2回は、イメージを更新していきたいとか。
DVD納品のケース・カヴァーにした、お店のドア越しのイメージ。
DVDケースの比率に合わせて、ポストプロセスでちょっと平たく引っ張っている。
Web用の比率でカットアウトしたイメージ6枚をコラージュ。
今回厄介だったのが、ここのWebのトップページ・スライドショーの写真の比率、1:2.38。パノラマ写真の比率1:2.8に近いぐらい横長。
普段、私が得意なのはポートレイト型(縦長)のイメージ。写真の80%以上はこれで撮っている。
今回は、ホライゾンタル(横長)で、なおかつ、最終的にこの比率で切り取ることを計算に入れて撮る必要がある。
これは初めての経験なので、なかなかいい目と脳の訓練・・・。
単独アイテムのクローズアップ(たとえば、左上のグリーンのグラス)だと、問題はないのだけど、
「できるだけ、お店のコーナー、コーナーのイメージを見せたい」
それでも「クローズアップ」写真を見せたら、「こういうのも、いいわね・・・」なんて、
結局、引き・寄り、いろいろ撮った上で、その中から気に入ったものを使ってもらう、ということに。
それ以外にも、雑誌広告用にも使いたいという要望があって、
これは、縦長・横長どちらの比率でもいいとのこと。
つまり・・・またいつものごとく、撮れるだけ撮りまくる。ああ、デジタル写真っていいな(笑)。
あと、店内で撮影していて厄介なのが「値札」。
簡単にはずせるものは、はずすのだけれど、
届かなかったり、ほどけなかったり、時間がかかりすぎることはパス。
ポストプロセスでも消せるものと、消せないものがあって
(正確に言うと、消しても自然に見えないものがある・・・ということ)、
上の写真などは、値札がズババーン・・・。(他にも消し忘れ・・・も、もちろんあり)
クライアントは「全く気にしない」そうなので、よしとする。
もうひとつ気にかけているのが「映りこみ」。
特にアンティーク・ショップや、ここのようなインテリア雑貨のお店は鏡が多い。
家具の扉が鏡だったりもする。
構図・ライティングがナイスなのに・・・鏡の中に自分が「仁王立ち」だった・・・、
ことを、後でPC上で発見したりする・・・。
なんどかエライ厄介なポストプロセスで、自分を消した経験から、よーく注意するようになった。
とはいえ、ここのようなインテリア雑貨を撮るのが、実は一番得意でもあり、好きでもある。
ここのように自分のテイストと合っているところは、最高のクライアント様。
まったく・・・今後ともヨロシクなのですよ。
ちなみに、今回はジュエリー納品も兼ねていて(忙しい・・・)、
ジュエリーコーナーは、まだ値札のついていないジュエリー散乱状態
(右上写真の奥に写っているキャビネットの上)。
自分のジュエリーをフィーチャーしそこなってしまった(笑)。
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Bardoe& Appel(バードエ&アペル) : 4 Tunsgate, Guildford, GU1 3QT, U.K.
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Google Streetではまだ以前のお店が写っている、角の店。
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