The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)2012冬フェア-2-
前回に引き続きThe Decorative Fair、1月の冬フェアでのイメージ。
前回は、フレンチ・シック系のブースだったが、今回はもう少し幅広く、ヴィンテージ系のブース。
個人的にもうひとつのお気に入りスタイルの、Fontaine。
ケント海岸線のMargateに大きなウェアハウスを持つデーラー。
甘さのないマスキュリンなテイスト。
博物学的とも、キャビネット・オブ・キュリオシティともいえるテイストも近頃のトレンド。
別のアングルで・・・。
棚の中のディティール。
このような彫像は、宗教系のアンティーク、教会やチャペルで使われていたもの。
主にカトリックのコンチネント(ヨーロッパ大陸)から来ている。
イギリスはヘンリー君由来の英国教会が主流で、カトリックは少ない。
なので、このタイプの彫像は作られなかったのだ。
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Gallery 1930は、アンティークセンターAlfiesのある通り、Church Streetにお店を持つディーラー。
名前にもあるように30年代アールデコのアンティークがそもそもは専門。
現在はヴィンテージやら、フレンチシックやら、
いろいろなテイストをうまく混ぜ合わせたイメージ。
なにしろダイヤモンド・ジュビリーの年なので、アンティーク業界でもユニオンジャックは必携。
別の角度で・・・。
広口壜に昔の工業用糸巻きをつめたディスプレイ。
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A & L AntiquesもLilie Roadにショップ(要アポイントメント)を持つディーラー。
フランスのヴィンテージ・ポスターを中心にディスプレイされたブース。
ここでたくさん売られている広口壜、これはアンティークじゃなくて現行品(?)かもしれないが、
お値段10ポンド以下でお手ごろ。
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The Antique French Chair & Sofa Company
(ここはWebはないので、コンタクトは<このページ>のAのセクション参照)
これはいかにもヨーロッパ的なる椅子の売り方。
アンティークの椅子を(中には修復したものもあり)、下張りの状態で販売する。
購入者は自分の気に入ったインテリア・ファブリックを持ち込んで、上張りしてもらう。
近頃は、この下張りのままが、フレンチシックの家具のテクスチャーと合うので、
あえて上張りをしないで使うことも増えてきた。
汚れを防ぐために、スローと呼ばれる大判のファブリックを、掛けて使うことも多い。
ソファやデイベッドもある。
トラディショナルな椅子の構造自体、なかなかデザイン的に面白かったりする。
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Smithson Antiquesは伝統的なイギリスのアンティークを扱っている。
それも、キッチン関連のものに特化している。
(ここもWebはないので、コンタクトは<このページ>のSのセクション参照)
鍋やらミルク缶やら。
秤やらゼリー型など。
卵保管用の箱。これははじめて見た。
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イタリアのデザイナーFornasetti(フォルナセッティ)の家具に特化した、Holly Johnson。
それもモダーンで統一するのではなくて、
オーソドックスなアンティークと組み合わせての提案が新鮮。
80年代にスーパー・トレンディだったFornasettiの家具。
後ろにイタリア・ポストモダンのソットサスのライトも見える。
フォルナセッティのメラミン・トレイに、重厚な木製アンティークを組み合わせる。
不思議とフィットしてしまう。
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ここもChurch Streetにお店を持つディーラー、Angell Antiques。
これまた別のトレンド、インダストリアル・アンティークに特化している。
インダストリアルといっても、工場で使われていたものにとどまらず、
オフィス家具、店舗家具のアンティーク/ヴィンテージもいろいろ。
この薬パッケージにはまだ中身が入っていて、
まだ薬品にコカインが配合されていた時代のものだとか・・・。
広告看板もいろいろ。
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次回の秋フェアは10月2-7日。
チケットを持たずに出かけると、(原則的に)入り口で£10(ぐらいだったかな?)をチャージされる。
しかし、入場料を払って入る人はまれで、<この頁>で登録すれば送られてくる、
入場無料E-メールをプリントアウトして持っていけば無料。
何枚でもプリントアウトして、持っていってかまわない。
the Decorative Fair
Battersea Park, London
late January, late April and early October.
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このフェアに関する記事が、10月ごろ発売の
また、出版された時には広告(!!)を兼ねて、お知らせします^^。
Labels: アンティーク
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