サンバリー・アンティークス・マーケット(Sunbury Antiques Market)
本題の前に、ちょっとお知らせ。
ご心配をおかけしたペーターおじさん、手術後の経過は順調で、5月30日に無事退院。
広大なシャトーに一人暮らしなのだけど、まずオランダから友人が世話をしにきてくれているそうで、その後は妹さんが南アフリカからかけつけて、その後またオランダから別の友人達がシャトーに滞在するそうで、順繰りに誰か手伝ってくれる人がひっきりなしに近くにいる段取りになっていて、まずは安心。
友人のホメオパスDanaさんや私も、プチ・サイキック・パワーやら(あ、Danaさんの方は、正式に霊気ヒーリングができるけれど・・・)、代替療法の知識やらを駆使して、少しでも回復のお手伝いになればと、Do our bestしているところ。 このまま順調な回復を、祈ってやまない。
さて、今日の本題は、随分以前(2年前)に標本箱に詰め込んだことのある<このページ>サンバリー・アンティークス・マーケット(Sunbury Antiques Market)を、再び。
2年前も出展者、来場者ともに増加途中の、人気上昇中マーケットだったのだけれど、今回訪れてみたら一段とパワーアップ、以前はただの駐車スペースだったところまで、出展スペースになっていてびっくりした。10年来何度か来たことがあるけれど、今回は最大規模。
Websiteによると、出展者総数700スタンド以上。今月の2回のフェアの予約出展スペースはすでに完売、あとは当日(というか、前夜から)車で並んで、当日分出展スペースを取る・・・んだそうだ。いや~ぁ、大した人気マーケットになったものだ・・・。
来場者の方も、以前は業者か、おじいちゃん・おばあちゃん、後はちょっとオタッキーな感じのコレクター・・・というのが主流だったが、今回は趣味のよさそうな、サリー州あたりやコンチネンタルのマダム系、おしゃれなヴィンテージファッション系の若い子達が格段に増えて、これは・・・よく売れるだろうな・・・というのが、客層からも感じられる。
屋外の方の出展スペースは、家具やインテリア系のものが格段に多い。
屋内は3つの建物に別れていて、小物やジュエリーが中心。
屋内は基本的に写真禁止なので、イメージはないのだけれど・・・。
ヴィンテージ、シャビー・シック、フレンチ・シックのトレンドが、
ここのフェアに見事にスポット・オン。
どんどん若い新ジェネレーションのディーラーが増えてきている。
一緒に行ったDanaさんと私が、入り口を入るやいなや引っかかったのが、
キャビネット、ミラー、棚などをインドから仕入れている。ここはアンティーク・フェアなのだけれど、厳密にアンティーク/ヴィンテージである必要はなくて、リプロでも中古品でも何でもあり。
ここのインドの家具は、中古材を使って再生産されたものだそう。私のRevampジュエリーや、ペーターおじさんの箱彫刻にも相通じる方法。 ハンドメイドで味のある仕上げ、そしてお手ごろ価格。
Danaさんは小型のキャビネットを、私は小さな飾り棚を購入。
最初に見たスタンドで即ものを買うことは、まずありえないのだけれど、いいものからどんどん売れていっていて、まるでバーゲン会場。迷っている余地なし・・・。
世間は、激しくジュビリー・モード。
そう、今週末はUK全体お祭り騒ぎ。女王陛下在位60年記念のダイヤモンド・ジュビリー。
5月末の祭日を1週おくらせ、そこに特別の祭日を火曜日に加え、土曜~火曜まで4連休で、お店も商店街もどこもかしこも、ユニオンジャックだらけ。
60周年記念・・・ってことは、10年前に50周年があったはずなのだが、いっこうに記憶にないほど、地味だったような・・・。
バブル・ロンドンの、ミレニアム祭りの方が派手だったからだろうか?
去年の、ロイヤル・ウェディングもそうだし、この後のオリンピックもそうなのだろうが、少しでも景気回復に繋げるべく、どこぞやで仕掛けられているんだろうな・・・。
いや、まぁ、なんにでもユニオンジャックペイントすればいい的現象。
ユニオンジャックでなくても、このクレート(Crate=木枠)が流行中。オーガニック食品店、デリ、カフェなどで、このクレートごとディスプレイに使っていたのが、住宅のインテリアにも取り入れられて、このクレートを組み合わせて棚にしたり、キャビネットにしたり。 私のIKEAパイン棚組み合わせ家具だって、大差ないじゃないか・・・。
Photo by decorology
こんな風にして、使われるのだった。
PEPSIなんて書いてあったら、値段に反映されて・・・ちょっと高め。
ヴィンテージのスーツケースも、収納家具扱い。
一見、昔フランスの薬局のキャビネット、に、見える。
うわぁ、ステキ・・・と思ったのだが、よく見ると・・・この広告ガラス・プリントは、
現在後からスプレー塗料でステンシルされたもの。
アンティークの広告ガラス(ミラー)・プリントなら、裏からシルクスクリーン状にプリントされるので、
もっとくっきりしているはず。
いわば・・・フェイク(偽物)なのだけれど、よく思いついたな・・・と感心。
ぱっと見がセンスいいので、よく売れている。
これは本物の、薬局引き出し。
やら・・・、アンティークの薬壜。
剥製や博物学標本的なるものも、インテリア・トレンドになってきている。
ここには現在では許されない希少種の標本も混じっているとか・・・(Danaさん談)。
個人的には「生き物」より、「飾り物」の方が好きだったりする。
このガラス飾りの鳥達は、クリスマスツリーにつけるもの。
これはビスク・ドールで、アンティークの型を使って現在生産されているもの。
それでもちゃんと「古び」がつけられている。
小さな(身長5cmぐらい)人形のペアが、£10。
ベルギーから参加の、Mundial Companyというディーラーで、
このリンク先の、左側コラムの3.Poupées & Demi-figurinesをクリックすると、
このシリーズの人形がいろいろ出てくる。残念ながら、サイトでの小売はしていない様。
とてもガーリーな、フレンチ・シック。
酒を天使と化す、ブリキのオーナメント。
錆びた感じが味わいのあるテクスチャー。
これはチョコレート・モールドかな?
シャンデリアやら、
クマ君。
最後に、私の買ったメタルのクラウン飾りを被ってみたDanaさん。
また、いつか行こうね^^。
サンバリー・アンティークス・マーケット
(Sunbury Antiques Market)
毎月第2、第4火曜日 6:30am~12:00pm頃(11時半には皆どんどんしまいはじめてしまう)
駐車・入場無料。
地図:
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