Saturday 20 August 2011

Revamp(リヴァンプ)ジュエリー新作

前回の標本箱、秋冬物Previewのときに、ちらっと写っていたRevamp(リヴァンプ)ジュエリーの新作を、ご紹介。

一年前に標本箱ブログを始めたときに紹介して以来<このページ>、ずっとご無沙汰していたリヴァンプ・ラインのアップサイクル・ジュエリー(もともとあったものより、ステキに高級に仕上げるリサイクルは、アップサイクルと称されている)。
このプロジェクト、ご無沙汰していたのは、いろいろ裏事情があるわけで・・・。相変わらず主催者Jenの運営なのだけれど、ビジネス自体を「ブティックへの卸」から「とある・・・まだ発表できないベンチャー・システム」に方向転換中。
無理しない、焦らないをモットーに長いヴィジョンで取り組んでいる、なので、運営サイドが動き出すまで、製作サイド担当の私の方は、しばらくお休みしていたところ。
とはいうものの、個人的に販売が派生したり、以前の取引先ブティックからの継続した引き合いが来たりで、少しづつストックが手薄になってきた。
そこで、秋冬物をイメージした20アイテム弱を今期製作した。

Revamp-Kotomi-0347
Revamp- 0347

センター・ピースのクロスは、周りの小さな赤いラインストーンだけが付いた状態の空枠だった。
手持ちのカット石から、ほぼサイズの合うものを、無理やりはめ込んでいる。 「無理やり」というのは、超強力シリコン系の接着剤E6000で貼り付ける、ということ。
リヴァンプラインは、このE6000などの最先端「ハイテク」接着剤を、臨機応変に使い分けることで成り立っている・・・といってもいいほど(笑)。
完成したクロスは、オリジナル・シャネル風なので、同じくシャネルタイプのチェーンベルト(だったもの)や、パール/アンティークゴールドメタルのネックレスと組み合わせて、ボリュームを出している。

Revamp-Kotomi-0345 detail
Revamp- 0345
これは同じ空枠を使って、別のロングネックレスを解体して、マルチ・ストランドにしたものと組み合わせている。

Revamp-Kotomi-0343s
Revamp - Sold
ピンの壊れたカメオ・ブローチに、スカラップの入った枠が付いていたので、これは使いやすい。
色味だけあわせて、いろいろな壊れたネックレスやら、半端のチェーンを繋ぎ合わせていく。
「いいなー、欲しいなー」と言っている友人多数の中・・・、早いこと支払った者勝ちで(笑)DanaさんがGet。

Revamp-Kotomi-0342 detail
Revamp- 0342
ブラウンの石の入ったメタルパーツは、壊れたブレスレットだった。
手持ちの色の合うヴィンテージ・シャンデリア・ドロップと組み合わせて。

Revamp-Kotomi-0341
Revamp- 0341
あ・・・秋冬物のつもりだったが、ちょっと夏物風。四季のあいまいなU.K.だから、まあいいか・・・。
チェーンベルトの一部だった、ターコイズ風プラ・ビーズを使った連物を、ぴったりとしたドッグ・チョーカーに。
見た目のいいプラビーズなのだが、プラスチックの悲しさ・・・「重み」が出ない。
別のコンチャ・ベルトからとってきたメタルパーツと、
ターコイズ風天然石ビーズで、その「重み」をプラス。

Revamp-Kotomi-0340 detail
Revamp- 0340
これもチェーンベルトからとった、テクスチャーのあるメタル・プレートの上に、
あまり物パーツ類をどんどんつけていったもの。

Revamp-Kotomi-0339 detail
Revamp- 0339
上の0340と似ているが、センターピースが1つのもの。
もう少し着けやすいヴァージョン。

Revamp-Kotomi-0336
Revamp- 0336
センターピースは、片方だけになってしまったイヤリング。
ライラック系の色味だけあわせて、プラパールのネックレスやら、
壊れたチョーカーネックレスなどをつぎはぎする。

Revamp-Kotomi-0337
Revamp- 0337
壊れたブローチと、途中で切れていたチェーンベルトを組み合わせたもの。
あまりものの水晶のビーズを組み合わせて。
カット石ものと、天然石は(なぜだか)普通組み合わせたりしない。
個人的にはそういった素材の「意外な組み合わせ」が好き。

Revamp-Kotomi-0350
Revamp- 0350
素材の「意外な組み合わせ」といえば、このラビット毛皮を使うのにもちょっとはまっている。
古いこってりした色味のブローチ(石が落ちていたものを修理した)に付けると、とてもロシア風になる。
ラビット毛皮は、自分のコートの丈を自分でナイフでカットして調節したときに出た端切れ。
何かの役に立つかととっておいたら、ちゃんと役に立っている^^。

Revamp-Kotomi-0348 detail
Revamp- 0348
これもラビット毛皮を壊れたペンダントヘッドにつけている。
ネックレス部分の四角いチェーンはブレスレットからの改造。
ここでも天然石、余りもののスモーキークオーツをドロップにつけている。

Revamp-Kotomi-0333
Revamp- 0333
これも異素材の組み合わせ。
センターのゴールドの花モチーフは、ガラスのヴィンテージ・ボタン。
黒リボンとメタリック糸をクロシェット編みした花モチーフをつけて、その上にメタリックビーズ。
留め金不良のビーズチョーカーを何本も組み合わせて、古い切れたロザリオも組み合わせた。
ドロップはジーザス先生では、あまりにも宗教色が強いので、スモーキークオーツのビーズに置き換え、
真ん中にも大きなスモーキークオーツを下げて、バランスをとった。

Revamp-Kotomi-0343
Revamp- 0343
ガラス・ビーズやプラ・ビーズのネックレスを何本も組み合わせて、センターピースは石の落ちたブローチ。
手持ちのカット石でサイズの合うものを入れて、カラーはガラスペイントで、
他の石に合うダークグレーにペイント。
黒リボンのクロシェット編み、リボンのタッセルをつけて・・・ついつい羽までつけてしまった。
羽は・・・秋冬物のメインライン・ジュエリーの撮影用に使ったもの・・・再利用。
Black SwanとかBlack Angelという感じの、ゴス系に仕上がったかな(笑)。


ここで紹介したRevampジュエリーは、およそ£70-80。
現在はすべて主催者Jenに納品済みなのだけれど、もしご興味あればお知らせください。

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