Beconscot Model Village and Railway (べコンスコット鉄道模型村)-1-
London's Burning!!じゃないけど、暴動でお騒がせのロンドン。(「White Riot」なんて、Clashの曲もあったな。あれは81年のBrixton暴動の話だったっけ?いやちがった、76年のノッティン・ヒルの暴動の話。)
ご心配なく、うちの地域はぜんぜん大丈夫です。
それも、特にポリティカル/イデオロギー/宗教にからんだ「根性(?)」のあるライオットではなくて、しつけの悪い子達が暴れてるようなもので、暴れ方が派手なだけ。 警察では甘いので、軍出動かも? まぁ、そのうち収まるでしょう。
それより深刻なのは、株価暴落・・・だ、誰か止めていただきたい(笑)。
世の中がウザクなればなるほど・・・、意地でもチャーミングなものを探し出すことにしている(笑)。
で、今回は、鉄道模型とジオラマの・・・博物館というか、なんというか、「鉄道模型村」と訳してしまった。
ロンドン郊外、Beaconsfield(ビーコンズフィールド)在住で、ロンドンに勤務していた裕福な会計士のRoland Callingham(ロナルド・コリンガム)氏が、1927年に自宅の庭にミニチュアの野外鉄道模型を敷設したのが始まり。
このコリンガム氏、仕事柄当時のロンドン社交会の人々とも交際があり、自宅に池やテニスコートがあり、そこでパーティーが催されるといった、いわゆるハイ・ソサエティーの紳士。
この模型鉄道も、当初はパーティーの余興として、カクテルやおつまみをミニチュア鉄道がプールサイドに運んでくる、という目的だったそうだ。
そこに、模型の建物が加えられ、池には島が付け加えられ・・・エスカーレートしていく。
地元の鉄道模型マニアの少年たちも協力して、家が作られたり、村人が付け加えられたり、かくして、Beconscot村はどんどん拡大していく。
現在でも、20世紀前半に作られたミニチュア村は「古きよきイングランド」の面影を残すものとして、歴史的意義が付け加えられ、保存・運営されている。
基本的には、子供向けアトラクションなのだが、大人でも充分楽しめる。写真マニアだったら、熱中するかも・・・なフォトジェニックぶり。
今回は鉄道などの模型中心に、次回は「村人の暮らし」を中心に。
もちろん実際に鉄道は一日中ダイヤに従って走っている。
鉄道模型はGause 1(1番ゲージ)と呼ばれるサイズで、約1/32サイズ。
左から右へKew、Wells、Brutonという蒸気機関車。
ちょっと「鉄っちゃん(鉄道模型マニア)」のケのある私は、こういうのを見ると熱中してしまう。
奥に見えるのがEastbouneで、手前の蒸気機関車がSettleと呼ばれるモデル。
Haunton駅を通過しているところ。
Radstockというモデルが高架橋を通過。
クリクリ走り回る鉄道たち。
これは「池」(設定では海)のそばを走るトラム。
Maryloo駅の隣にある、コントロール室。ここは人間フルサイズ。
現在はコンピューター制御されているのだとか。
ちなみにこのMarylooというのは、このミニチュア村のあるBeaconsfieldのターミナル駅Marylebone駅と、
Waterloo駅の名前を合体したもの。
そもそも、Beconscotという名前も、Beconsfieldと、
比較的近くにあるポッシュな競馬場のあるAscot(アスコット)を合体させたものだそうだ。
鉄道駅自体も「まめ」に作られていて、よく見ているとかなり面白い。
旅情?(笑)
鉄道以外に村にはバスも走っている。
残念ながら、鉄道とは違って動かないモデルだが・・・。
ハーバー行きの14番バス。
まだデリヴァリーに馬車が使われていた時代。
これは、ポッシュな方の乗合馬車で、アスコット競馬に向かうところ。
ヨットハーヴァー。
これは漁港。
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Youtubeは偉大。こんなヴィデオ発見。ちょっと長いけど、はまる・・・のは私が鉄っちゃんだからか?
Beconscot Model Village and Railway (べコンスコット鉄道模型村)
開園時期と時間: 2月19日~10月30日 10時AM~5時PM 無休。
入園料: 大人 9ポンド、子供5.5ポンド(2011年8月現在) 入場料詳細(英文)は<このページ>
地図:
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Beaconsfield駅はLondon Marylebone駅から鉄道で20分ぐらい。駅からは徒歩5分。
住宅の間にあるので、ちょっと解りにくそうだが、Openしているときは道に看板が出ているので、見つかるはず。
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