Musée du Palais Lascaris, Nice -1-(パレ・ラスカリス博物館、ニース -1-)- と、近況など。
すっかり、ごぶさた標本箱でした。
フラットの改装もほぼ終わって、最後の仕上げでオーダーしている、ラグやファブリックがデリヴァリーされるのを待っているところ。いや本当に、このご時世に、郵便屋さんとデリバリー諸氏、そしてウチから出た大量の断捨離物を持っていってくれる、廃品回収諸氏には感謝感激。個人的には医療前線諸氏より、物流関連諸氏に助けてもらうこと多く(健康であってこその状態だけど)、親近感あって感謝倍増。
(国際郵便はフライト量が減少しているため、そしてイースター休暇も重なって、ヒースロー空港界隈のデポででフライト待ちがあるようで、かなり遅れている様子。日本からオーダーいただいた皆さん、もうしばらく待っていてくださいね~。)
改装の様子は、全て整ってからということで、今回はニースのお屋敷ミュージアムのイメージを。
その前に、今回のコロナ騒動の、現段階での個人的状況を記録として書き留めておくことに。
あんまりコロナ事情にフォーカス入れたくない方は、まるっとスルーしてくださいね。
どこでも誰でも、先の見えない状況に不安にかられていることと想像するのだけれど、自分は結構、運命主義者なので、自分も周りの者も、かかったらかかった時のこと、死にゆく運命ならそれもやむなし程度に考えているせいか、不安とかはほとんど感じない。
逆に、人間の生って儚いものだし、やりたいことで今できることを、思い残すことなくやりきってしまいたい衝動に駆られております。
ロックダウンの時間的・心理的余裕をチャンスに、普段できなかった身の回りの整理をすること、自分の周りの環境を快適に整えることに熱中していて、普段よりどちらかといえばハイパー気味。
ところが、実際のところ、自分はもしかすると症状の出ないサイレント・キャリアで、もう抗体ができているんでは・・・という可能性も多分にあり。
「自分や家族に、熱や乾いた咳が続いたら、セルフ・アイソレイト(自主隔離)すること」というUKのアドヴァイスに準じているのだけれど、乾いた咳や熱は出ないけれど、気管支~肺の入り口に「何か邪魔しているものがある(イガイガした感じ)」と感じ続けていた。(喉より鼻が弱いので、なにか問題がおきるとしたら鼻。気管支・肺に違和感を感じたのは、人生で初めて。)
自分はとりわけ心肺機能が丈夫なので、呼吸機能の1/10程度が邪魔されている程度で、なんら呼吸に支障はないし、咳も特に出さないでも平気(咳をしたい「感じ」はあるんだけれど)。ジョギングしたり、オンライン・クラス・ズンバも過激に踊っている(笑)。
熱も、最初のころに、ちょっとだるくてゾクゾクすると思って、熱を計ったら、平熱の36.8℃(平熱が高い)より0.6℃も低くて、36.2℃だったという・・・奇妙な事態。
で、まぁ、UKの自主隔離の基準には達していないし、部屋の大片付けのホコリを吸ったのかと思って、普通に日常生活を送っていたけれど、万一のために80歳越しの配偶者氏とは、いずれにせよ、お互い別室を寝室にする準備中だったので、それを早めて即、家庭内別居。タオルも別で、バス・キッチンを使う時間、食事も別々という様に注意はしておいた。
そうしたら、いわゆるコロナの症状と伝えられているように、7日~10日でその「イガイガ」はマシになって、その後は乾いた咳ではなくて、もう少し痰が絡んだようなウェットな咳を、これまた「したい感じがする」。(それでも咳したら後で手を洗うのが面倒なので、咳はしない・・・笑。)そんな状態が、症状的なるもの(?)を感知し始めてから4週間後の現在も、時たまおきる程度で、問題なく暮らしている。
もしコロナだとしたら、ジムの床でのエクササイズ(ピラーティス/ヨガ)のクラスでよく風邪をもらってくるので、ウィルスもほぼそれが感染源かと。
はたして、これがコロナだったのかどうかは、抗体テストが普及して、それをやってみないことにはわからない。
うちの配偶者氏も、なんともなくてとても元気。朝方時々咳をしているけれど、「これは普段から、朝に出る咳」と言い張っている。
うーん、意外とサイレント・キャリアって、年齢関係なく、肺・気管支が丈夫かどうかで起きているんじゃないかなぁ・・・というのが、現在の自分の個人的感想。
またもし、抗体検査が手に入るようになって(ウィルス保菌テストよりずっと簡単で、早期に量産可能という話)、やってみたら、結果をお知らせしますよ。
いや、なので、誰でもが保菌者である可能性があるので、お互いに距離感に気をつけましょうね、ということです。
ニースの迷路のような旧市街にある、お屋敷ミュージアム Musée du Palais Lascaris(パレ・ラスカリス博物館)は、ビザンティン貴族の末裔のラスカリス家が、17世紀前半に建造、18世紀に改修された屋敷で、20世紀にニース市に買い取られ、現在は楽器の博物館として公開されている。
楽器のみならず、一部その歴史的インテリアが保持されていて、地味だけれど興味深い博物館。
この狭い路地に面して建つお屋敷。
この東にある旧市街は18世紀まで、街の中心だったものの、
19世紀に入って、街の西側の地区がリゾート地として
繁栄し始めてからは、スラム街と化して、
20世紀に入ってから、再開発されてきたエリアなのだそう。
エントランスを入ると、正面大階段とその奥に、
小さなコートヤードが。
18世紀の様子。
天井に描かれた双頭の鷲は、
ラスカリス家がローマ/ビザンティン帝国に
連なる由緒を誇示している。
大階段は装飾的なフレスコ画で覆われている。
そしてアーコヴの彫刻達。
この大階段は17世紀建造当初のものが残されているのでは・・・、
と、その手法・様式を見ていて感じる。
順路最初の部屋は、タペストリーのかかる音楽室の設定。
その奥にはこれまたタペストリーの部屋で、
ここは小さなコンサートホールとして、現在使用されている様子。
ハープシコード(かな?)の蓋の裏のコラージュが印象的。
ドアの上の粧飾画。
このあたりの内装は、18世紀の改装以降のもののよう。
狭い路地に古い建物が建て込んでいる、窓からの眺め。
この部屋には・・・、
縦型のピアノ(だと思う・・・?)。
裏から見るとこんな風。
どの部屋も天井のフレスコ画が華やか。
次回も、この博物館の続編です。
Musée du Palais Lascaris
(パレ・ラスカリス博物館)
Map:
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