Monday 26 August 2019

Le Chateau social life 2019 (ル・シャトー 2019 社交編)

ロンドンは、再び30度越しの夏日が復活。
8月最後の祭日月曜日(Summer Bank Holiday)があるので、3連休の週末、みんなどこかに(たぶん海?)でかけていて、ジムも近所のスーパーもどことなく空いている。
私の方は、ル・シャトーから帰ってきても、前回も書いていたように、家やら庭のメンテに奔走中。ついでに写真載せてしまうよ全く・・・。

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ペイントの完成した共同玄関ポーチのBefore-After。
ポーチを塗り替えようとしたら、下の木材ほとんど腐ってました(泣)。
大工さんが新しい材木を継ぎ足して修復。(下の横木が腐りにくいように、少しデザインも変えた。)
私のホリデー滞在中の工事だったので、下地ペイントだけ塗っといてもらって、雨を防いで、帰ってきて、天候が安定したので即上塗装を入れた。
木地の修復と下地ペイントだけなので、£600で請け負ってもらった。
上塗り塗料代は下のフラットが、私は労働力(特殊技能と呼んでもらおうか・・・笑)を提供。
近頃は、水性の耐天候性に優れたペイントがあって、とても塗りやすいし、乾くのも速くて、仕事がはかどった。
今日最後の、塗り残しやら、床のタイル目地の穴を埋めて、最終的に完成。
これで、最低10年は持ってもらいたいものだわ。

Garden waste clearance

Garden waste clearance
近所から苦情が出て、庭の伐採に取り掛かった結果、莫大な量の切りがらが出た。
太い枝が混じっているので、自治体も処理を受け付けてくれないことが判明。
これ、ル・シャトーなら、3回ぐらいの焚き火で、難なく燃やしてしまえるのだけれど、(これの倍位燃やしたぞ、私ら。)田舎で4へクタールの敷地に住んでいるわけではないので、(そして、下の住人が喘息持ち・・・)手っ取り早く、回収業者に処理してもらった。
それでも一度ではトラックに乗り切らず、2回(2日)に分けての回収で、£300。
このあとまだ9月に、プロの伐採業者が入って、10m越しの木を2本、剪定してもらう予定になっている。

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この隣のフェンスに沿って、地面に敷いたのがバーク・マルチング。
本来は木の皮なんだけれども、予算があるので、贅沢はいっておられず安いのを買ったら、粉砕した材木やら、もちろんバークもだけれど、とにかく色々混ざってて、でも消毒されているので、有害な菌や雑草の種などは入っていない・・・という程度のもの。
これをフェンス沿いに敷いて、雑草やアイビーが「出てきにくい」ようにする。それでも出てくるので、それはむしる。
こうしておけば、隣のフェンスをアイビーで痛めて、弁償させられそうになることもあるまいと・・・。
ウチの庭は長い長いので、結果的に700リッターのバークを、今の所敷いた。あと約300リッターは、伐採業者が入るのを待って、その後片付いたら、その伐採した木の近くのフェンス沿いにも敷く予定。

このなんにも生えてない(暗すぎて何も育たなかった)一帯は、これから耕して土質を改良して、半日陰だけれどボーダーガーデンにする予定。
あーぁまだまだ、時間と労力と、そして、お金がかかるんだなー。と、言いつつも、ちょっとガーデン・デザインに興味がわきつつある今日このごろ(笑)。



閑話休題で、ル・シャトー話へ。今回は「社交編」で、お呼ばれしたり、ル・シャトー・パーティーの時の様子を。


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デコレーターのアランさん邸に、ランチに呼ばれた時の話は、
7月29日のエントリーに書いてしまったので、ここでは割愛して、
その時に一緒だった、ティエリー氏のコテージに、
お茶に呼ばれた時の様子から。


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昨年パリの仕事をリタイアして、
夏の家だったノルマンディーのコテージに、
本格的に引っ越してきたティエリー氏は、
コテージを大改装中。

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屋根裏がちゃんと部屋になっていたり、
コテージの方の進捗も色々あるのだけれど、
庭がすっかり変わってしまった。
以前はウチと同じぐらい鬱蒼とした林状態だったのが、
キレイサッパリ伐採されて、明るく広々している。
その上池まで導入。

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中には金魚が何匹もいて、グレイのはペーター、
赤と黒の派手なのがKotomiで、Danaさんのは、
「いたけど死んじゃった。」だそうで、ひどい~(笑)。
じゃぁ、というので、「赤に白いフリルの子が私。」って勝手に決めてたけれど、
「その子は男の子だよ。」って(笑)。
しかし、金魚のオスメスって、どうやって見分けるんだろうかねぇ~?

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「あれが、ペーターな。」「う~む。」

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それでも、まだまだアイビーを茂らせとるねぇ。

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前の畑のコーンが、異様に背が高くなっていて、
「ワシより高い。」と思わず畑に入るPおじさん。



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Town House
のオーナー、フィオナさんのノルマンディーのお宅に、ランチにお呼ばれした。

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ポークのローストが美味しすぎ。
自家製チャツネもとてもよくあっている。
フィオナさんのお宅に呼ばれると、決まってイギリス式の、
ローストをごちそうになる。
イギリス式というのは、シンプルなローストに、
グレービーソース+チャツネ/フルーツソースという組み合わせ。
自分で好きなように味を調節して食べるのが、イギリス式。
フランス式はクリームソース系が多くて、
出てきた段階ですでに味付けは完成されている。
塩コショウを足す程度にしか、「自由」の余地はない。
管理平等社会と自由個人主義の違いが、
料理にも現れているようで、実に面白い。
私はもちろん、勝手な味付けの、自由個人主義ですが(笑)。

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その、チャツネとフルーツソースの入っている、
アンティークの青絵器。

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食後は庭を案内してもらった。
桃がいくつか見事な実をつけていた。
ノルマンディーの夏の果物といえば、メインが桃。
一方イギリスの夏は苺を始めとした、ベリー類。
苺が大好物なのだけれど、ノルマンディーでは
美味しいのにあたったためしがない。
こんなに気候が似ているのに、不思議ー。
それとも、消費者のテイストなのかな。

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この横にある納屋は、ダンナ様のクリフさんの実験室。
というのは、リタイア後の趣味のサイダー作りのための部屋。
今年もまた、見学させてもらった。



その次にお呼ばれしたのが、
建築家フレッドと、ヴァンサンのシャトー。
といっても、今の所ほとんど廃墟。

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16世紀のシャトーは、本来はコの字型をしていて、
その中央部分はもう残されておらず、
両側の張り出し部分が残っている。

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そして、オリジナルのお堀に囲まれている。

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隣に農場が併設されているのだけれど、
これがまた見事な廃墟っぷり。

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プレソワ(りんご絞り用の納屋)だったところ。
りんご絞り機の残骸が壁際に残されている。

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なにしろリスティド(歴史的重要建造物指定)されているので、
例えば、このゲートに連なる並木道を整備するだけでも、
重要建造物保存協会の認可を得なければならない。
だからといって、資本を援助してくれるわけではなくて、
それこそ時間とお金がかかることこの上ない。
「一生かけてのプロジェクト、猫みたいに九生かかりかねない・・・。」
とフレッドは笑っているけれど、
シャトーに取り憑かれたといってもいいくらい。
親しいティエリー氏も、Pおじさんも、
「これはたいへんなことやぞ。」としか感想が出ないという状態。

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シャトー側も、このシャトーが売りに出る前に、
最後に住んでいた管理人のおばあさんの暮らしていた、
2室だけが部屋の状態をとどめているのだそうで、
それでも電気がまだ通っていない。
そのとなり側の階段を上がる。

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その上のかろうじて修復された応接室が、
今夜のために準備されていた。

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フレッド氏とPおじさん。

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日が落ちると、キャンドルを灯す。
考えてみたら、18世紀はまさしくこんな様子だったわけで、
もっとも18世紀に忠実な環境ということになる。

ここはぜひまた来夏も呼んでいただきたい。
そして、毎年何がどう進展していくのか、
ぜひ見ていきたいものだ。



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一方、ル・シャトー夏恒例のパーティーが準備中。

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今年は私達は庭仕事、
パーティーの準備は、Pおじさん一人で、
ゆっくり時間をかけて準備していた。

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エキジビションルームもセッティングができていた。
昨年までフレアのデリに、
大半の料理をオーダーしていたのだけれど、
去年は来る人が予定より減って、料理が大量に余り、
猛暑ですぐに腐らせてしまって、
たくさん捨てざるを得なかった・・・ということがあって、
今年は、基本みんなで持ち寄り。
メインディッシュだけを、
別の村のおじさんお気に入りの肉屋に発注して、
サラダやケーキはおじさんが作っていた。
(ロンドンのトレンド最先端、
オトレンギのレシピブックからサラダを作る!!)

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じゃぁ、私達も例年以上に、
寿司作りに力を入れてみようではないか、
というので、寿司のり20枚をロンドンから持ち込む。
スシノコはDanaさんが日本から買ってきて、
米と具はフレアのスーパーで調達。
前夜に材料はすべてカットしておいて、
当日朝から、寿司工場業務開始。

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中身はハムだったり、チーズだったり、カニカマだったり、
かなり邪道なんだけれど、とにかく太巻きをガンガン巻く。

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できました。
手前はベジタリアン/ヴィーガン巻、奥が普通巻、
トータル120個以上の出来上がり。

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自分たちで作っておいて、自画絶賛に美味しかった。
わずか20個程度残っただけで、ゲストにも大好評。

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ここでやっと 盗んできた 借りている麦わらロールが活躍。

で、この段階で、隣の畑からは、
すべての麦わらロールが回収されてしまっていて、
今更返却するわけにもいかなくなり、
人目につかないテニス用バーンの前に
転がしておく・・・という結果に(笑)。
盗んでんねやん。
いや、来年の麦わらロールに紛れ込ませて、返却予定なのかな。

次回は、ル・シャトーだよりの最終回で、
私達のなんていうことなない、滞在の日常のイメージを。


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今年もまた、バッグ作家の石丸思さんの作品展に、
Kotomiジュエリー日本代理店のべべズアンティーク・
小関由美
さん経由で、参加させていただきます。

石丸 思 バッグ展Ⅴ
〜 新しい時代/Kotomi ジュエリーと共に 〜

9月11日(水)〜15(日) 12時〜18時
(最終日16日は16時まで)

ぎおん石 銀座店
〒104-0061 中央区銀座5丁目6-5 すずらん通り


Kotomiジュエリーを、実際に手にとって、
身につけてみていただける機会です。
お時間あれば、ぜひ御覧くださいね。





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by KotomiCreations


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