Wednesday 21 November 2018

Namur (ナミュール)出張 -1-

再びずいぶんご無沙汰標本箱になっていたけれど、やっと復活。
ペーターおじさんのアート・フェアの撮影やらお手伝いやらで、南ベルギーのNamur(ナミュール)に1週間滞在してました。

月曜の夕方に帰ってきたら、なんだかジュエリー仕事が山積みで、その上、先日の大雨で、下のフラットが雨漏りして、ウチの屋根の下の、100年ものの鋳物のgutter(雨樋)に腐っている箇所があるのが発覚。
共同管理部分なので、取替費用は分担するとしても、誰かが代表して業者(この場合屋根業者)を選んで、依頼する・・・というアドミンをする必要がある。
近年、その役割はいつでも私なので(下の階は、賃貸している不在家主、そのまた下はアドミン出来ない初老のおばさんがオーナー、ウチ配偶者氏はというと、からきし構造がわからない・・・これまた超おばちゃん脳)、水が漏れたフラットの不在家主は、私にアドミンさせるべく・・・私の帰りを待ちわびていた次第(私だって初老のおばさんなんだけどな、嫌いだけどアドミンは必要とあればやるし、構造理解は特技・・・笑)。
来週からまた天気が崩れるので、なんとか今週中にできる業者をつかまえて、明日作業に取り掛かってもらう次第。
そんなこんなで、やっと時間の隙間を見つけ出して、モバイル写真で出張の様子のお知らせ標本箱ですよ。

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ベルギーへは、いつもユーロスター。
ロンドンからブラッセルズまで2時間なので、
ヨークへ行くよりか近いともいえる。
お気に入りの美駅St Pancras(セント・パンクラス)から出発。

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ブラッセルズに着いて、電車を乗り換える。
Namur(ナミュール)はフランス語で、
Namen(ナーメン)はフレミッシュ(オランダ)語。
駅の表記は両方が交互に表記される。
フランス語圏の街なので、現地ではNamur(ナミュール)の表記。
これから1時間10分の列車の旅が続く。
ナミュールの駅からフェア会場のExpo(エキスポ)までは、
歩いて15分なので、たいてい歩くのだけれど、
スーツケースを持っていたので、この日はタクシーで会場入り。

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そして、ペーターおじさんのブースへ。
今回は7つの新作箱が、以前の作品に混じって展示されている。
その新作の一つの図書館箱は、相変わらず人気で、
最初の週末で売れていってしまったため、撮影できずじまい。
見ることもできずじまい・・・。

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ヴィデオのカヴァーに写っているのは、新作のタベルナクル箱。
そして色々新作箱。

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その他、たいそうゴージャスな展示が色々。

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翌日はフェアの始まる1時間前に会場入りして、
ブースの撮影と新作の撮影。
その前に少し街を散策して、私は自分用の食品を買い出し。
今回滞在していたのは、街の旧市街中心部にあるAirbnbのアパート。
窓の下はビストロ街。

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とはいうものの、私もおじさんもあんまり外食が好きでないので、
デリで買った料理を温めて食べていることが多い。
このデリは本格的に美味しいので、Pおじさんの御用達。

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ナミュールの街。
ここ3年連続でこのシーズンに滞在しているけれど、
初めて晴れた明るい街を見て、ナミュールの印象が改善される。
今まで2年ともずっと雨で曇天だったので、
いまいち印象がよくない街だったけど。

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アパートはまちなかで便利なんだけど、駐車場が確保できない。
なので、おじさんの車は、フェア会場裏の駐車場に停めっぱなし。
アパートから会場まで、旧市街を20分歩いての通勤。

で、この日の撮影は終了して、基本的に私の仕事の前半分は終わり。
後は、撤去のお手伝いなので、4日間自由時間がある。

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自由時間初日の木曜日は、Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館)へ。
これは、中世由来のルーヴェン大学で、
1960年代末にオランダ語とフランス語の言語抗争が起きた結果、
ルーヴェン大学自体はオランダ語圏なので、オランダ語使用に統一されてしまった。
そこで、フランス語の役員・教授がルーヴェン大学から脱退分裂して、
20km南の農地を5平方キロ購入して、新しい大学Université catholique de Louvain
(ルヴァン・カトリック大学←仏語だと「ルヴァン」に近い発音になる)を設立した。
なにもない農地に、20世紀都市計画バリバリのニュータウン(ほとんどが学生寮)
を作り上げてしまったのだそう。
なので、この街Louvain-La-Neuve(ルヴァン・ラ・ヌーヴ=ルーベン新地・・・的な意味)には、
(私の好きなような)古い歴史的建造物は一切なし。
ミュージアム自体も、コンクリート作りのレトロ・モダーン。
逆に、今どきのトレンド最先端行ってるんではないかというデザイン。

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展示も基本、学生の美術史講習に使われるような、
サンプリング的リプロを色々展示している感が強くて、
あまりいいものは持っていない。

なのに、なぜわざわざ電車に40分乗ってここに来たかというと・・・、

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宗教ネタのオブジェ・奉納品をいろいろ持っているという話を聞いたから。
あぁこんなクィリングの装飾ボックス作りたいー。

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そしてEx-voto達。

いやまぁ、ほんとうにこのためだけに来たようなもので、
一通り撮影して満足したら、その他に何も見るところなし。
で、さっさとPおじさんのブースに戻って、ブース番しておりました。

その翌日、金曜日はナミュールから、また鉄道で50km東のLiege(リエージュ)へ。

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朝は霧がかかってどんよりしていた天気が、
リエージュに着く前にどんどん晴れてきた。
列車はMeuse(ミューズ)川に沿って走っていく。

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ここは去年も来たけれど、ナミュールよりミュージアムなど見るところが多くて、
一日では回りきれなかったので、再訪することに。
まずは、金曜マーケット。
去年は雨でほとんど店が出ていなかったので、リヴェンジ。

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とはいうものの、なんだか目を引くものがなくて、ブラブラ見て回っただけ。

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去年は修復か何かでオープンしていなかった、Musée d’Ansembourg
がオープンしているのを見たかったのも、今回の目的の一つ。

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いいお天気で、光がとてもキレイに映えていた日。

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もう一つ、これはかなりオタッキーな博物館、
MULUM (Musée Liégeois du Luminaire=リエージュ照明博物館)
照明の歴史を、有史前から遡って解説する展示物。
これ全て個人のコレクションで、
コレクター御本人自らガイドツアーするという凝りよう。
一時間は解説に費やされます(笑)。
それでも、いろいろ知らなかった照明の歴史がわかって、とても面白かった。
また、写真ができた頃にその話も合わせて。
(いつになることやら・・・だけど)

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そして、昨年見逃したリェージュ大聖堂を見てからナミュールに戻る。

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金曜の夜ぐらい外食しようかー、というので、
Pおじさんに、ビストロでごちそうになる。
おじさんご贔屓のBrasserie François(ブラッセリー・フランソワーズ)
ここのイタリア風タルタルステーキがとても美味しい。
毎回これを食べている。ごちそうさまでした。

というところで、長くなりそうなので、また次回に。
今度は早々に更新予定ですよ^^。













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