Museo Correr (コッレール博物館 )-2-
日本の連続台風ほどではないけれど、Storm Callum(ストーム・カラム ← 近頃嵐に名前が付いている)が通過して、Wales(ウェールズ)で洪水やら土砂崩れやらの被害のでた週末。
UKのストームは、たいていがUSAのハリケーン崩れ、南西から大西洋を渡って流れてくる。
で、Celtic Sea(ケルト海 ← アイルランドと、イギリス、フランス・ブリタニーの間の海)に入り込んできて、東のウェールズの山に阻まれて、Irish Sea(アイリッシュ海 ← アイルランドとイギリスの間の海)を北上することが多いので、ウェールズや西イングランド、東アイルランドに被害が出がち。
ウチのあたりやロンドンは、ずっと東側なので、比較的マイルドな天候。
昨夜に、断続的な大雨だっただけで、ジムのスタジオが雨漏りしてるぐらいで、大事には至らず。
とはいうものの、イギリスはこれから春先までが「台風シーズン」、ウチの古い屋根、ガンバレ~!!
さて本題は、今回もヴェニスより、Museo Correr (コッレール博物館 )のイメージを。
この部屋は(何というのか知らないけれど)、前回までの、
ネオクラシカル18世紀のパレスの部分より古くて、
ドゥカーレ宮殿の部屋のような装飾。
16-17世紀だろうか?
反対側のヴュー。
この部屋には、ガラスケースの中に、写本が展示されている。
その天井。
その隣の部屋は、天井が彫り物に見えるけれど、実はトロンプルイユ。
ネオクラシカルな(まるでJohn Soane Museumみたいな・・・)装飾。
レクチャーか何かのイヴェントの設営がされていた。
この写真だと、天井のトロンプルイユがよくわかる。
そして、修復中の様子。
そのまた先の、ローマン彫刻が展示されている部屋。
このミュージアム、いろいろなセクションに分かれて、
様々な内容を展示しているので、
きっとどこかで見逃している部屋があるに違いない。
このローマン彫刻展示室も、
まだ先に続いているようだったけれど、
道に迷いそうになって、途中で引き返してしまったので。
17世紀(ぐらいかな?)の、ヴェニスを描いた地図。
現在も基本的に街並みは同じなので、
たとえば泊まっていたアパートメントが「このへん」と、
スポットオンできるぐらい。
地球儀と天球儀が展示される部屋。
その地球儀、ちょうど中国や日本のあたりが上を向いていて、
覗き込んでみたら・・・まだ北海道が認識されてなくて、
「首なし」感漂う・・・(笑)。
ヴェニスの紋章、サンマルコのライオンがここでも。
どのライオンも、とにかくカッコいいので、
これだけでも、ヴェニス・ラヴ。
海運国ヴェニスなので、船や航海に関する展示も。
手前がヴェネチア海軍、奥の宿敵トルコ海軍と睨み合っている。
200年以上続いた、トルコとの海戦なので、
どの時代のものかわからないけれど。
日時計。
これまた、サンマルコ・ライオン君。
アストロラーベ、測量機器など。
窓の向こうには、サンマルコ広場北側の建物がきれいに見える。
展示室の最後は、図書室。
展示台には、写本が展示されている。
中の彩色もさることながら・・・、
浮き出し革装の表装に感嘆。
赤に金、これこそがヴェニスの美意識のエッセンス(ため息・・・)。
書棚の本は、コンチネント的な、白いキッド革(仔山羊革)装丁のものが多し。
(イギリスは茶~黒の、レザー装丁のものが大半。)
スパター柄装丁というのも、ステキだな。
最後に、ここでも輝く、
ベネチアン・グラスのシャンデリア・ディティール。
入る前に想像していたより、ずっと大規模な博物館で、
時間・体力切れで、回りきれなかったぐらいでしたよ。
Museo Correr (コッレール博物館 )
Map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
Labels: 場所
<< Home