Le Château in "Period Living 2015-March" (インテリア誌「ペリオド・リヴィング」に掲載されたル・シャトー)
遡ること2年前の記事で、何を今更・・・なんだけれど、やっとコピーが手に入ったので、今回はその話題を。
標本箱ではおなじみの、Pおじさんこと箱彫刻アーティスト、Peter Gabriëlse(ペーター・ガブリエルザ)の家、Le Château(ル・シャトー、またの名を、Danaさんや私の夏のホリデー・ホーム)が、イギリスのインテリア雑誌に掲載された。
この話は、2年前の2015年の4月頃に、おじさんから聞いていて、そのインテリア雑誌「ペリオド・リヴィング」を買いに走ったのだけれど、ニュース・エージェントに並んでいるのは(UKでは雑誌は本屋ではなくて、新聞と同様にニュース・エージェントで売られている)5月号で、立ち読みしてみても、それらしい記事は載っていない。なので、てっきり4月号の話かと思って、出版社から取り寄せたけれど、やっぱりそこにも載っていない。その後、ホリデーに出たりや何やかやで、すっかり忘れてしまっていた。
2年経って、先日友人が会社で古い雑誌を整理していて見つけたそうで、「これ、おじさんちじゃない?」と教えてくれた。
2015年3月号だったんだな・・・これが。 早速、再び出版社に問い合わせて、バックナンバーを入手した次第。
自称ペーター・ガブリエルザ・デジタル・ミュージアムのキュレーターなので、出版物も出来る限り入手して、デジタル資料に落とし込んで置くことにしている。
そして、この標本箱にも詰め込んでおくことに。
長いカントリー・レーンの先に、ル・シャトーが。
18世紀のゲートのフレームのみが残されていたところに、
Pおじさんが堀を作った話などがキャプションに書かれている。
プシャー、雑誌デヴュー。
鉋(?)を調整しているおじさんを、
横からシリアスに覗き込んでいるのも、プシャー。
どこかもっと静かな田舎に引っ越すつもりで、
オランダやベルギーで物件を探していて、
ノルマンディーは好きなエリアなんだけれど、
ちょっと遠すぎると思っていた。
ところが、フランスの不動産屋が送ってきた
ル・シャトーの写真を見て、内見に行くことにした。
という本文の話は続いて・・・、
その日は、とりわけ雨で曇天の日だったにも関わらず、
入り口を入った瞬間に、ここを買うことに決めた。
という、おじさんの直感話。
(家を買うときって、確かにそうかもしれない。
私達も今のフラットを買った時に、
入った瞬間に「あ、ここだ。」とすぐに判った。)
不動産屋は、またもっと天気のいい日に再び内見
することを勧めてきたけれど、
もう見る必要もなくて、(当時のこととて)Faxでオファーして、
翌日にはもう、ル・シャトーを買ってしまっていた・・・。
実はその段階では、何をどうするつもりなのか、
設計のプランは、全くなかったのだそう。
何が気に入ったかというと、ル・シャトーのオーセンティックな
外観やレイアウトだったので、
生活に必要な、上階・下階のバスルームと、
キッチンだけを、新しいスタイルで付け加えて、
それ以外はできるだけ元の18世紀の状態に戻す様に
修復をしたという話。
買った時には20世紀前半のハリボテの壁や、
壁紙が入っていて、単純にそれらを、
どんどん取り除いていったら、
味わいのある18世紀の壁が下から出てきたのだそう。
上階のベッドルームは夏用で、
下階のベッドルームは冬用なのだそう。
(おじさんはネコ科の生き物なので、
その時々の一番快適なところを探し当てて
寝床としている。)
-「ペリオド・リヴィング」2014年3月号より。-
「2年ぶりに手に入ったので、コピー送ろうか?」って
おじさんに尋ねたら、
「自分の作品が載ってないなら、いらん。」だそうです(笑)。
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