Monday, 27 July 2015

Hay fever measures (今年の花粉症対策 - 覚書)

今年はUK、けっこう「いい夏」なので、花粉症がひどかった。(UKの花粉症の90%近くは、イネ科草=Grass花粉が原因で、例年6~7月の夏のまっただ中。先週ぐらいから、ようやく沈静化。)
ここ3年ほど冷夏気味だったようで、花粉症も、ピーク時期・実質2週間程度でやり過ごせていたのに、今年はガッツリ1ヶ月ヤラレた。
私の場合、天気予報などで出てくる、Pollen Count(花粉指数)が「High」までは、なんとか大丈夫。サプリメント投与(後述)だけで、かろうじて乗り切れる。それが「Very High」になった途端に、もうダメ。鼻がグズグズのビスビスのレロレロになる。
今年はそれの「Very High」が断続的に、総計1ヶ月以上続いた・・・ということ。これ、とっても不満。

UKに本格的に引っ越す以前から、夏にUK郊外に行くと、花粉症の症状が出ていたものだから、引っ越してからは、もう例年17年以上の付き合いになる。引っ越した当初は、GP(かかりつけクリニック)で、抗ヒスタミン薬を処方してもらっていたけれど、次第に代替医療や自然食療法の方に移行してきたので、年に2ヶ月も化学薬剤を摂取することは、どうしても避けたい。
(化学薬剤で治療せざるをえないのは、膀胱炎とか、親知らずを抜いて化膿してしまった・・・とかの緊急時のみ、ということで、2-3年に1度投与することがあるかないか、で、幸いなことに切り抜けてきている。)

毎年シーズン直前から、あたふた慌てて準備するのだけれど、往々にして時すでに遅し。 症状の出る少なくとも2週間~1ヶ月前から、代替医療系の治療は体を準備する必要があって、その上忘れっぽいので、毎年「え?どうするんだっけ?」となるので、標本箱に、覚書として詰め込んでおくことにした。
もし、これをサーチで見つけた方が、参考にしてもらうのはいいのだけれど、花粉症の症状・体質は千差万別なので、自己責任でひとつヨロシク。

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まず、基本的に外にあまり出ないで、閉めた部屋にこもって、ioniser (アイオナイザー=空気清浄イオン化器)をかけている。
はたして、アイオナイザー自体が効果的なのかどうかは疑問だけれど・・・。

ハーブやホメオパシック・レメディの信奉者ではあるものの・・、そして、今まで色々試してみているものの、花粉症治療に関しては、未だにヒットがない。まだまだ研究・実験中。

ここ10年来、市販の抗ヒスタミン薬に匹敵するぐらいの効果を上げていて、私が例年依存しているのが、Quercetinクェルセチン、我家ではクァーセティンと呼んでる)のサプリメント。クェルセチン(クァーセティン)は、抗ヒスタミン効果のあるビタミン様物質で、野菜や果物から抽出される。(とはいうものの、併用禁忌のケースもあるようなので、上記Wikiリンクを参照のこと。)
このサプリも、もちろんいろいろあって、私に一番効果的なのは、これ。

Hay fever treatment
BioCare, Quercetin plus
クェルセチン(クァーセティン)に、
Bromelainブロメライン、パイナップルに含まれる酵素の一種)、
Nettle(ネトル=イラクサ)、 ビタミンC配合。

Hay fever treatment
ここのクェルセチン(クァーセティン)は、Pagoda Tree(パゴタ・トゥリー)こと、
Styphnolobium japonicum、日本語だと槐(エンジュ)の花から採られているそう。

これを、一日3回、1カプセルずつ飲む。花粉指数「High」まではこれでほぼイケている。
「Very High」になると、3-4時間程度しか効果が持続しないので、一日5-6回飲んでいることがある。(そんなことしていいのかどうか知らないけど、副作用は感じられないので、自己責任で。)
上に付けたリンクは、製造発売元のもので、Netで探せば90カプセル£20以下でも、見つかることがある。
(日本国内では・・・多分、同一のものは入手不能か?と。日本製の同様のサプリメントが、あるかもしれない。)

症状の始まる2週間ぐらい前から、一日3回定期的に服用する方が効果的、と、いうようにいわれている。(が、いつも忘れていて、症状が出てから、大急ぎで飲み始める。来年こそ、覚えておこう・・・。)


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今年、この恒例のサプリ治療に加えて、以外な効果を発揮したのが、赤外線治療器。
何年も前に買ったものの、ここ数年、サプリメントだけで乗り切れてきたので、すっかり忘れてしまいこんでいた。それを、突然見つけ出して使ってみたのだった。

Hay fever treatment
こんなもの。ドイツのMedisana(メディサナ)製、Medinose(メディノーズ)。
これは10年ぐらい前に買ったもので、現在では生産されていない様。
UKのNetで現行で販売されているのは、これより新しいモデルの<これ>。 
日本での販売はオリジナルの<これ>。
メディサナ社自体でもうこの製品を、製造販売していないので、
上記の現行品は、以前の在庫が販売されているものと。
なので、これもいつまであるものやら、心もとない。

Hay fever treatment
要は、このディヴァイスの先から、660nm(nanometre=ナノメートル)赤外線が出て、
それが鼻の炎症を緩和させる、という仕組み。
つまり、このハサミ様のものを鼻に突っ込む、そして鼻を赤く灯らせること3-4分。
これが、私には予想外に効いた。

ただし・・・「点灯治療」は、あまり人前でできるもんではないよな、と、思う。
うちの配偶者氏は、平気を装ってるけど(笑)。
こんな風な(メディサナの広告ヴィデオ)、人間照明器具と化す。


これを使うと、ちょっとゆるい鼻水が出て、それをかんでしまうと、鼻がすっきりする。これも一日3回、症状の始まる2週間位前から、治療を始めるといい、といわれている。症状が治まってきたら、一日1-2回に減らしてもいい。要は、ムズムズしてきたら使う、でもかまわないと思う。これも、始めるのが遅かったので、花粉ピークの「Very High」時は、一日5-6回使っていた。
とはいえ、今年のかなりシヴィアな花粉を、パークや庭園に行っても、この2つで、鼻グズグズ、べショべショにならずに乗り切れたので、「効果アリ」とみなしている。
(この赤外線、鼻には効くけれど、目や喉に出る症状には、効かない・・・と思う。患部に照射してないのだから。)

じゃあ、効果のある、このメディノーズがどうして製造中止になったのか、というと、なんとなく推理できることがある。
Phototherapyのキーワードで調べてみて見つけたのだけれど、格段に安い、コピー商品が(というか、もっと小型で便利なのが)、中国で製造されて、UKで販売され始めたから、ではないかと思う?

健康ガジェット・マニアの私は、もちろん早速入手。こんなもの。

Hay fever treatment
LloydsPharmacy Allergy Reliever
(ロイズファーマシー、アレルギー・リリーヴァー)
原理は同じだけれど、CR2032のコイン形バッテリー2個を使うので、
サイズがMax6cmととてもコンパクト。
ジュエリー用にたくさん持っているpp袋に入れて、どこへでも持ち歩いている。
Boots(ブーツ)に次ぐ(かな?)、UKのドラッグストア・チェーン、
LloydsPharmacy(ロイズファーマシー)がこれを、現在は£12以下で販売している。
上記のメディノーズの新型が、UKで£44程度するので、格段にこの方が安い。

Hay fever treatment
点灯している感じもほぼ同じ。
全体がシリコンで覆われているのは、
鼻水まみれになっても漏電しないように・・・だと思う。
バッテリーを入れる(変える)時に、このシリコンカヴァーを外すのがちょっと手間。

使った感じでは、効果もほぼ同じ。若干、初出のメディノーズの方が効くように感じるのは、照射時間が4分に設定されているからかと思う。こちらのロイズファーマシー・ミニ版は3分。(どちらも自動的にOFFになるけれど、ミニ版は3分経ってOFFになる前に、ピピッと小さく鳴くのが可愛い・・・笑)。
メディノーズ版は朝・晩ベッドルームで使い、ロイズファーマシー・ミニ版は昼間アトリエで、また外出時の持ち歩き用、と、使い分けている。

このロイズファーマシー・ミニ版によく似たものが、日本で(というか、シンガポールから日本向に?)「bionette バイオネット」という名称で販売されているのを発見。
い・・いやしかし、¥14,200って、ポンド強の近頃でも、£70位しているわけで・・・、これは高い-。シリコンカヴァーをつけたまま電池を入れ替えられるよう、改良設計されているようだけど・・・、私、不器用な作りで£12の、UK版で全ー然満足(笑)。
自分的には、このタイプの治療器、効果はあるけれど、100%これだけで完治させるパワーあるとはいえないので、サプリメントなどと併用して・・・ということになると思う。

いやはや、ちゃんと覚えておいて、来年も花粉症、先手必勝で取り組みたいものですわ。
















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