Saturday, 21 June 2014

Museo Bardini(バルディーニ博物館)


フィレンチェから、今回はルネッサンス装飾美術工芸に特化した、Museo Bardini(バルディーニ博物館)のイメージを。

この博物館は、19世紀後半の、美術工芸品ディラー、鑑定家、修復師Stefano Bardini(ステファノ・バルディーニ)が、自宅兼ギャラリー兼ワークショップを、1922年にコレクションごとフィレンチェ市に遺贈したのを受けて、1923年より博物館としてオープンしたもの。

Museo Bardini
エントランスを入ったグランドフロア(1階)の部分。
建物自体は、1881年に使用されなくなった教会と付属修道院の建物を、
バルディーニが買い取って、改装したもの。
なので、その教会からの建築ディテールが存続している部分もある。

Museo Bardini
もっと大規模だけど、V&Aのルネッサンス室を連想したりする。

Museo Bardini
その一角にあった、天使君。

Museo Bardini
階段を上がって、中二階の部分へ。

Museo Bardini
マドンナのホールと呼ばれる部屋。
マドンナ達と、Cassone(カッソーネ)と呼ばれるチェストを展示。
このバルディーニ氏、ルネッサンス絵画・彫刻と同時に、
このカッソーネの修復・販売にも特化していたのだそう。

Museo Bardini
そのマドンナ達。
ここにあるのは、テラコッタ彩色のもののよう。

Museo Bardini

Museo Bardini
上階の部屋にもマドンナ。

Museo Bardini
この部屋には、他にも建築模型やら、額縁。

Museo Bardini
こうやって額縁ばかりを並べるのも、壁面装飾としては、
妙にすてきかも・・・などと思うのだった。
ただし、額自体がイケてる必要はあるけれど。

Museo Bardini
これはさっきのマドンナの部屋の天井。
個々の建物の、天井装飾が濃厚。

Museo Bardini
この天井は上階の部屋の一つ。

Museo Bardini
上階の一室は、宗教彫刻を中心に展示されている。

Museo Bardini

Museo Bardini
静謐にして、表情豊か。

Museo Bardini
初期ルネッサンスっぽい素朴さが残っているけれど、
今にも動き出しそうな、幼子のジーザス先生。

Museo Bardini
ただただ、見て回って、目についたものを写真にとっていただけで、
いつの誰の作品か、全然裏を取ってこなかった。

Museo Bardini
でも、これは知ってる・・・見たことある。
名前が思い出せなかったけど、調べはついた。
Antonio Del Pollaiolo(ポッライオーロ)の大天使ミカエルだった。

Museo Bardini
展示室がつながる上階。

Museo Bardini
階段の一角には、タペストリーやラグの展示。

Museo Bardini
1階の部屋の一つには、

Museo Bardini
Della Robbia(デラ・ロビア)。
ちょうど日差しが綺麗に差し込む。

Museo Bardini
同じ部屋のエレガントなデラ・ロビア「天使と聖母子」。

地味だけれど、絵画より工芸、2Dより3D好きの私には、
なかなか楽しめた博物館だった。
そして、なにより混んでないし^^。


Museo Bardini(バルディーニ博物館)

Via dei Renai, 37 (Ponte alle Grazie)

開館:月・金・土・日 11:00am~5:00pm
ただし、1月1日、イースター日曜、5月1日、8月15日、クリスマス・ディの場合は閉館。

大人:6ユーロ、18-25歳・65歳位以上・大学生(要証明):4.5ユーロ、18歳以下:無料

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