Sunday, 20 January 2013

Paris - Musée Carnavalet (パリ-カルナヴァレ博物館)-2-

いつもまったり、暖冬Londonにもついに冬がやってきた・・・というので、木曜日は雪だった。
気温は氷点下前後していて、冬らしいといえば冬らしいし、寒いのは比較的好きなんだけれど、雪と凍結に極端に弱いLondonはすぐに、交通がマヒしかねないのが難点。
まだ数日寒波と雪は続くようで、この水曜日のアムステルダムへのフライトがちょっと心配。これだけはどうしようもないので、運を天にお任せ。
週末まで、アムステルダム郊外のNaarden(ナーデン)で開催されている、Kunst & Antiek Weekend(アート&アンティーク・ウィークエンド)に撮影に出かけている。 召集をかけたのは、ぺーターおじさんで、このフェアにブース出展、20点以上の作品を展示販売予定。
で、出発前に片付けておきたい雑事が山積みで、標本箱更新も遅れ気味なのでした。

近況余談はこれぐらいで、本題に。
Paris - Musée Carnavalet (パリ-カルナヴァレ博物館)の話の続きで・・・、そう、やっとメンテ終了してサイト復旧、リサーチができるようになった。 今回は、インテリアを中心に。


Musée Carnavalet
で、復旧したサイトで調べても、この暖炉のある展示室の情報は掲載されていなかった。
なので、ウラはとってないけれど、16世紀~17世紀頃の、
ルネッサンス様式の暖炉飾りパネル、のよう。

Musée Carnavalet
同じ部屋の、壁面パネル。

Musée Carnavalet
カトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Médicis)の肖像画。
François Clouetアトリエ製作 1570年頃。ミュージアム・サイトの情報ページは<ここ
確か彼女が、当時の文化の中心イタリアから、
食事にフォークを使う習慣をフランスに持ち込んだ・・・んだったはず。
(それまでは、ナイフ・スプーンと手で食べていた。)

Musée Carnavalet
これはもう少し時代が下って、17世紀~18世紀初頭かな・・・、の、木彫装飾パネル。

Musée Carnavalet
Uzeホテルのサロン・・・なのかな、ちょっと仏語がわからないけれど、
解説と全体像は<このページ
1767製作の初期ネオクラシカル・スタイルのインテリア。

Musée Carnavalet
アールヌーヴォー・スタイルのこの部屋は、ここの博物館のヒット展示のひとつ。
資料はこのページ
1900年に現チェコ出身のデザイナー、Muchaミュシャ)を起用してデザインされた、
Georges Fouquet(ジョルジュ・フケ)の宝飾品店が保存されている。
ミュシャのポスターの3Dヴァージョンは、デティールまで総合的にデザインされている。
何しろ・・・大人気の部屋なので、ずっと混雑していて、引きの写真が全く撮れない。

Musée Carnavalet
なので、ディティールを次々に。

Musée Carnavalet

Musée Carnavalet

Musée Carnavalet

Musée Carnavalet
この、ブロンズ像とステンドグラスを組み合わせる、テクニーク・発想には感嘆。

Musée Carnavalet
Musée Carnavalet
ショップ・ファサードのステンドグラスは、ミュシャならではの「美人画」。

Musée Carnavalet
ショップ・ファサードのブロンズ像。

Musée Carnavalet
詳細は不明で、その隣にあった、アールーヌーヴォー様式の、これは住宅のインテリア。
壁・天井・ドアのフレームワークと家具が同じ材質、デザインなので、
インテリア全体をパッケージとしてデザインされたものだとわかる。

Musée Carnavalet
またまた、詳細は出てこなかったけれど、<このブログ>から、アールデコ期のものと判明。
Trompe-l'œil(トロンプ・ルイユ=騙し絵)壁画が全面に描かれていて、
かすかにパールっぽく光ったような質感なのは、
下地に銀箔を張りこめた上に描かれているからなのだとか。

この博物館の写真を大量にUploadしている、Flickrセットを見つけたので、
ここにスライドショーでエンベッド。 
これは、これは・・・見逃しているものが大半。
今度パリに行ったら、もう一度ゆっくり訪れてみようと思うのだった。



Musée Carnavalet(カルナヴァレ博物館)

Hôtel Carnavalet, 23 rue de Sévigné, 75003 Paris

開館:火~日 10-6時、常設展示は無料。
特別展のチケット売り場は、5時15分に閉まる。
カフェはないけれど、クロークルームがあるので、荷物は預けられる。


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最初に書いていたように、アムステルダム郊外に出ているので、標本箱もしばらくはお休みモード。
来週から復帰できればいいかな・・・という感じです^^。ではでは。

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