Paris - Musée Carnavalet (パリ-カルナヴァレ博物館)-2-
いつもまったり、暖冬Londonにもついに冬がやってきた・・・というので、木曜日は雪だった。
気温は氷点下前後していて、冬らしいといえば冬らしいし、寒いのは比較的好きなんだけれど、雪と凍結に極端に弱いLondonはすぐに、交通がマヒしかねないのが難点。
まだ数日寒波と雪は続くようで、この水曜日のアムステルダムへのフライトがちょっと心配。これだけはどうしようもないので、運を天にお任せ。
週末まで、アムステルダム郊外のNaarden(ナーデン)で開催されている、Kunst & Antiek Weekend(アート&アンティーク・ウィークエンド)に撮影に出かけている。 召集をかけたのは、ぺーターおじさんで、このフェアにブース出展、20点以上の作品を展示販売予定。
で、出発前に片付けておきたい雑事が山積みで、標本箱更新も遅れ気味なのでした。
近況余談はこれぐらいで、本題に。
Paris - Musée Carnavalet (パリ-カルナヴァレ博物館)の話の続きで・・・、そう、やっとメンテ終了してサイト復旧、リサーチができるようになった。 今回は、インテリアを中心に。
で、復旧したサイトで調べても、この暖炉のある展示室の情報は掲載されていなかった。
なので、ウラはとってないけれど、16世紀~17世紀頃の、
ルネッサンス様式の暖炉飾りパネル、のよう。
同じ部屋の、壁面パネル。
カトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Médicis)の肖像画。
François Clouetアトリエ製作 1570年頃。ミュージアム・サイトの情報ページは<ここ>
確か彼女が、当時の文化の中心イタリアから、
食事にフォークを使う習慣をフランスに持ち込んだ・・・んだったはず。
(それまでは、ナイフ・スプーンと手で食べていた。)
これはもう少し時代が下って、17世紀~18世紀初頭かな・・・、の、木彫装飾パネル。
Uzeホテルのサロン・・・なのかな、ちょっと仏語がわからないけれど、
解説と全体像は<このページ>
1767製作の初期ネオクラシカル・スタイルのインテリア。
アールヌーヴォー・スタイルのこの部屋は、ここの博物館のヒット展示のひとつ。
<資料はこのページ>
1900年に現チェコ出身のデザイナー、Mucha (ミュシャ)を起用してデザインされた、
Georges Fouquet(ジョルジュ・フケ)の宝飾品店が保存されている。
ミュシャのポスターの3Dヴァージョンは、デティールまで総合的にデザインされている。
何しろ・・・大人気の部屋なので、ずっと混雑していて、引きの写真が全く撮れない。
なので、ディティールを次々に。
この、ブロンズ像とステンドグラスを組み合わせる、テクニーク・発想には感嘆。
ショップ・ファサードのステンドグラスは、ミュシャならではの「美人画」。
ショップ・ファサードのブロンズ像。
詳細は不明で、その隣にあった、アールーヌーヴォー様式の、これは住宅のインテリア。
壁・天井・ドアのフレームワークと家具が同じ材質、デザインなので、
インテリア全体をパッケージとしてデザインされたものだとわかる。
またまた、詳細は出てこなかったけれど、<このブログ>から、アールデコ期のものと判明。
Trompe-l'œil(トロンプ・ルイユ=騙し絵)壁画が全面に描かれていて、
かすかにパールっぽく光ったような質感なのは、
この博物館の写真を大量にUploadしている、Flickrセットを見つけたので、
これは、これは・・・見逃しているものが大半。
Musée Carnavalet(カルナヴァレ博物館)
Hôtel Carnavalet, 23 rue de Sévigné, 75003 Paris
開館:火~日 10-6時、常設展示は無料。
特別展のチケット売り場は、5時15分に閉まる。
カフェはないけれど、クロークルームがあるので、荷物は預けられる。
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最初に書いていたように、アムステルダム郊外に出ているので、標本箱もしばらくはお休みモード。
来週から復帰できればいいかな・・・という感じです^^。ではでは。
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