Langton Street Party (ラングトン・ストリート・パーティー)
11月の終わりに、アンティーク・ショップの集まってきた、Kings Road(キングスロード)の果て、Langton Street(ラングトン・ストリート)で、ストリート・パーティーの夕べが催された。
夏の住宅地では、「ストリート・パーティー」と称して、通りを車通行止めにして(あ、もちろん、警察に申請して、許可を取るのだけれど)車道にテーブルや椅子を持ち出し、サンドイッチ、ケーキやお茶などを近所同士持ち寄って、路上お茶会を催したりする。
女王陛下の在位記念、ロイヤル・メンバーの結婚式などの、イヴェントにちなんで、ということが多い。
50-60年代の「古き良き」時代に盛んに行われたようだが、近頃のレトロ・ブームにのって、今年は女王陛下のダイヤモンド・ジュビリー(在位60年記念)にあわせて、イギリス全土で1万件以上のストリート・パーティー申請があったそう。「ストリート・パーティー」という言葉が、今年のトレンドだったともいえる。
Langton street(ラングトン・ストリート)の場合、「ストリート・パーティー」と称して入るものの、通りのインテリア/ブティック/アンティーク・ショップが合同で、クリスマス前に、なるべくたくさんの顧客に集まってもらおうというセールス・イベント。
冬なのでさすがに通りにテーブルを持ち出し・・・というのはなかったけれど、各ショップの「裏庭」にドラム缶焚き火を入れて、ワインやシャンパン、チーズやスナックが饗されている。
その中の一件、Josephine Ryan Antiquesのオーナー、ジョセフィーヌから「クリスマス・ディスプレィを見に来てね!!」と頼まれていたので(「見に来てね」というのは、つまり「カメラ持って写真撮りに来い。」の婉曲表現・・・笑)、ちょっと体調を崩してたのだけれど、カメラ持参で参加。
Kings RoadからLangton Street入っていく入り口にあるのは、
ナチュラル・カントリー・スタイルの服と雑貨を扱うCabbages and Roses。
ちょっと中を覗いたけれど、常連のお客さんで大盛況で、ゆっくり商品を見ている余裕なし。
その隣は、イタリアン・レストランのLa Famiglia。
スピーカーでBGMを流して、スポットライトで、通りをライトアップ。
それにしても寒い・・・なので、皆大急ぎで次の店に駆け込む。
外でおしゃべりするには、ワイン必携。
ここも以前写真を撮らせてもらった、Appley Hoare Antiques。
の、華やかなクリスマス・ディスプレイ。
お店の中でも、あちこちでキャンドルが灯されている。
裏庭で、スナックをちょっとつまんだりして。
写真には撮っていないけれど、この左側で、ドラム缶で薪が燃やされている。
人も集まってきて、裏庭は意外と暖かい。
その隣のポッシュなインテリア・デザイン事務所Guy Goodfellow。
も、パーティー・モード。
一番奥の、ジョセフィーヌのお店。
ウィンドウ・ディスプレイが愛らしい。
クリスマス・ツリーも、クリスマス・リースも使わないで、
それでいて、クリスマスの雰囲気をとてもよく表しているのは、
さすがスタイリスト出身のジョセフィーヌ。
すべてのキャンドル・スタンドにキャンドルが立てられ、火が灯される。
入り口の白木のテーブルには、小型のリンゴ、クラブアップル。
このリンゴで、大きなもみの木を飾ったりするので、これも「クリスマス」を連想させる果物。
そして、見事なヤドリギが天井から吊り下げられている。
ヤドリギも、クリスマスならではの植物。
小さなコーナーにもヤドリギ。
地階のディスプレイもヤドリギと・・・、
クルミ。
暗い廊下にディスプレイされるミラーに、クリスマスのイルミネーション。
裏のドアを抜けて、裏庭へ。
パーティーはたけなわ。
これも、クリスマスの風物詩、オレンジとクルミ。
狐君が番をしている。
裏庭から見た賑やかな店内。
ナチュラルなリースと・・・気がつけば、満月の夜だった。
クリスマスまで、あと17日^^。
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