Thursday 15 November 2012

Fontaine Antiques (フォンテイン・アンティークス)- Margate(マーゲート)

アンティーク・ショップねたが続いている勢いで、今回はイギリス・Kent(ケント)の東海岸に面した街Margate(マーゲート)にある、アンティーク・ショップ/ディーラー、Fontaine Antiques (フォンテイン・アンティークス)のイメージ。

彼らもおなじみの「デコラティヴ・フェア」の常連参加で、春に「Bon Chic (ボンシック)」誌の取材をさせてもらったディーラーさん達の一つ。
(ついに「BonChic VOL.7」発売!!<Amazon.jpのページはここ> 私はこの中の、デコラティヴ・フェア記事11ページ半の写真担当^^。発売されるまでは、内容を公表できないので「某誌」と何度か書いていたけれど、それは「Bon Chic」さんでした。 また本誌が届いたら、標本箱でも紹介予定。)

ここ、Fontaine Antiques (フォンテイン・アンティークス)は、Kiel(カイル)とStuart(スチュアート)の男性チームのお店なので、チェルシーのフレンチ・フェミニンなテイストのディーラーさん達とは、一味違った品揃え。また、近頃のトレンド「キャビネット・オブ・キュリオシティーズ」の波に乗っているのだけれも、ここでもまた「以前から取り扱っていたら、近頃流行ってきた」のだそう。 まずは、イメージとともに・・・。


Fontaine - Margate
コンチネンタルのカトリックのチャペルで使われていた彫像が、ここでもトレードマークともいえる。

Fontaine - Margate
広いショールームが3つあって、これは最初の一部屋。
(ここを訪れたときは秋フェアの翌週だったので、ショウルームの一部屋は、
売約済みで配送準備中の家具専用庫になっていて、
公開していたのは、2部屋だけ。)

Fontaine - Margate
椅子はここでも、下地張りの状態で販売されることが多いそう。
上張り業者は各地にあるので、購入者が上張りしたい場合は各自オーダーする仕組み。
以前も書いたけれど、下地張りのままで使うのが近頃のトレンドでもある。
ヴィンテージポスター、石膏/大理石彫像、風見などなど、様々なアイテムが並べられている。

Fontaine - Margate
ヴィンテージのセイラー服とキャビネットの中には、アールデコ期の器と、
フレンチ・アンティークの皿。

Fontaine - Margate
風見の乗っかったキャビネットの中は、
マーキュリー・グラスのアイテムと、ジャーやジャグ。
実はこのハンドペイントのジャグが、一緒に行った配偶者氏の「ツボ」にはまって、
選びに選んで、3つ買っていた。

Fontaine - Margate
ヴィンテージ動物ネタ。

Fontaine - Margate
2つ目のショールームへ続く長い廊下もディスプレィスペース。
配偶者氏が、ここでもジャグ(?)を見ている

Fontaine - Margate
ミラーのディスプレイ。
マスキュリンでいて質感があって、彼らのテイストがよく現れている。

Fontaine - Margate
この棚の上の、荒れたエナメルと貝の組み合わせもステキなのだけれど、

Fontaine - Margate
そのちょうど向かいの、ガラスケースに収まった骨、石膏像に差し込む光が美し過ぎる・・・。

Fontaine - Margate
その前の小さな犬の剥製が、じっと見つめている。

Fontaine - Margate
廊下の先の2つ目のショールーム。

Fontaine - Margate
このキャビネットは、デコラティブ・フェアから戻ってきたばかり。
中の「キュリオシティー」達はずいぶん売れてしまって、
また別のものが収まっているけれど。

Fontaine - Margate
秋フェアで見かけた狐の子が欲しかったのに、売れてしまっていてがっかり。
(その話は<この標本箱>の最後の方に)じゃあ・・・というので、
この木彫のウィングが欲しくて、カイルに値段をたずねてみたら
「え"っー、こんなの見たことないよ!!??」
出先のスチュアートに問い合わせてくれて、修復問い合わせのための預かり物と判明。
もうがっくり、購買意欲を失ってしまって、配偶者氏のジャグ集めだけが戦利品。
あ"~このウィングの上に春夏シーズンのジュエリー載せて、撮影したかっのにーっ!!

Fontaine - Margate
戦利品は目の保養と・・・お店の写真ってことかな。

Fontaine - Margate
この錆びた広告ライトがとてもクール。

Fontaine - Margate
入り口の彫像達。真ん中左のブロンズ頭はアンティヌーっぽいんだけどな?

Fontaine - Margate
最後にショールームの外観。
「The Old Laundry(旧洗濯場)」という名前の建物なので、てっきり19世紀頃の
地域の共同洗濯場だった建物なのかと思ったら、そうではなくて、
洗濯や料理、家事全般を教える一種の「専門学校」だったのだそう。
ここで最初いろいろ基礎知識を覚えて、その当時ファッショナブルな保養地だった
マーゲート海岸沿いに並ぶ「大屋敷」に就職するためのもの。
そういう「専門学校」があったことをはじめて知った。


Fontaine Antiques (フォンテイン・アンティークス)

The Old Laundry, St Johns Road, Margate, Kent, CT9 1LU
 Tel: +44 (0)1843 220 974    Mob: +44 (0)7855 360475

Open: 金・土曜日 12:00-5:00、それ以外の曜日は要アポイントメント

地図:

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マーゲートに行ったのは先月で、The Reading Roomsというこれまたアンティーク・シックに改装された、「ブティクB&B」に泊まる、ミニ・ホリデーだった。
なので、次回はこのB&Bのイメージ、そして引き続いて海辺の町マーゲートのイメージを展覧予定。


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