Westland (ウェストランド)London アンティークス
実にイギリスらしいのだけれど、先日の夜に少し雪景色だったので、翌朝早起きすると・・・気温は上がっていて、もはやみぞれ。全然フォトジェニックでもない・・・ので、またベッドに飛び込んだ(笑)。今年は冬景色あるのかな・・・?
さて、本題。 前回までLasscoのことを書いていて、ふと思い出した。
2年前にLasscoとよく似た、サルヴェージ(廃品資材)アンティーク・ディーラーに行ったことがある。
こちらは、Westland (ウェストランド) Londonというお店で、ロンドン・イーストエンドのOld Street駅とShoreditch High Street駅の間にある。
イーストなんだから、インダストリアル系のものか、濃~いシャビー・シャビー・シックかと思いきや・・・ここは超本格的なアンティーク。
大仰なルネッサンス風大理石造りの暖炉やら(普通の家には絶対入らない・・・)、イングランド銀行の改装のときに取り外された、石彫のファサードなど・・・けっこうとんでもないものが、さりげなく並んでいたりする。(上のリンクのホームページを、見てもらったら、ほほぉ~ぅ・・・の雰囲気が伝わるかと・・・。)
ここまで来ると、お値段を気にすることもなく・・・建築をやってて、勉強に来ました・・・的に、写真だけ撮って遊ばせてもらった。 レセプションはあるけれど、勝手におとなしく見て回っている分には、なにも言われない。
この会社は特に暖炉(Fireplace)に特化しているようで、ここのWebの暖炉のページは、建築(時代)様式ごとに分かれていて、なかなかいい勉強になる。(あ、建築好きには・・・ってことですが。)画像をクリックしたら、様式ごとに100近いイメージが載せられている。
1969年設立のこの会社は、1977年に現在のSt Michaels Churchに移転したのだが、建物自体は1865年に建造された、ゴシックリヴァイヴァル・スタイルの教会。60年代に周辺の人口が減少して、教会としては使われなくなったのだそう。
屋根の上の、シーサーのようなライオン君。後ろに教会の塔が少し見えている。
これも屋根の上に乗っかっていた、巨大なランタン。
パブにぶら下がっているサイズを通り越して・・・、これはどこかパラディオン様式の大屋敷の、
大ポーチに掛かっていた・・・と思われるようなサイズ。
ここにもアイアン・フェンスやら、紋章のような鷲の石彫。
ネオ・クラシカル様式の大屋敷の庭にあったりする、スフィンクスさん達。
中はこんな感じで・・・もう博物館。
Lasscoのような、小物はほとんどないので、シャンデリアを探しているのでもない限り、
買い物に走る危険はまずない(笑)。
これは売り物ではなくて、そもそもこの教会に付いているステンドグラス。
19世紀特有の、プレ・ラファエルっぽく美しい天使さん。
これも同じく、この教会のステンドグラス。
で、これは、木のフレームに嵌められていたので、売り物なのだと思われる・・・。
イケメンな(ダヴィデっぽい?)彫像があちこちに・・・。
かとおもうと、こんなかわいい子がいる。小鳥を抱きかかえている^^。
これが、イングランド銀行の改装で出てきたファサードの一部。
Cornucopia(コーニュコピア=豊穣の角)で、普通は果物が角から溢れているの図。
これは銀行に付いていたので、金貨がざっくざく。
各家庭に、ぜひ一本必要ですね(あ、そんなことしたら、えらいインフレになるか・・・笑)。
これは実はなんだかまったく解らない。
60cmx20cmぐらいのサイズで、長方形、何かのカヴァーか、スタンドだと思われる。
ジーザス先生と福音書記者達が、エナメルで描かれているので、教会関連の備品だとは思う。
キャンドルを立てるものだったのか、何だったのか。
とにかく、コテコテのデコラティヴ加減が、私好みだったので・・・。
以前撮った写真はこんな程度なのだけれど、また近々このエリアに行くことがあるので、時間があればまた写真を撮ってくるかも。
Westland London
St Micheael's Church
Leonard Street,London, EC2A 4QX UK
Tel: 0207 729 8094
オープニング時間はどこにも載っていないのだけれど、平日のビジネス時間帯は確実にあいているはず。
地図:
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