Liege - Town(リエージュの街)
Windows10の、2019年11月大アップデート(ヴァージョン1909)が先日うちのPCにも及んで、しかし「Cディスク・スペースが足りなくてアップデートできないよ」警告が出続ける・・・的な状況に陥っとりました。
フォトショでイラストするのに、何度もメモリをパージしないと出来なくなってきていたので、そろそろCスペースが満杯になってきているということだから、テックに見てもらわなきゃなとは思ってたのだけれど・・・ついにドンと押されて、かかりつけのテックに見に来てもらったら、ほんの20分で解決。
それが原因だと思っていたら、実は別件だった、フォトショ>プリンターコネクションの珍しいトラブルも、解決方法を探し出して、遠隔解決してもらったし、これであと2-3年は順調に稼働してもらいたいものです・・・。
ちなみに、その私かかりつけのテックは、Checkatrade(チェッカトレード) 10/10、Google 5/5 ダブル満点レヴューを誇るGFC Techのアダム氏。
「原因を探し出して解決すること」が好きで仕方ないとしか思えない、頼もしい(ちょっとオタッキーな・・・笑)テック氏、そしてスモール・ビジネス対応、チャージがリーズナブル、文字通り満点です。
Epsom界隈30kmは出張サーヴィス可、あるいは(大半のケースは)遠隔リペアも可能。
いやいや、これは余談で、本題は、ベルギーLiege (リエージュ)のシリーズの最後で、街のイメージを。

ミュージアム回りにはSaint-Lambert(サン・ランバート)駅で降りると便利で、
駅を降りると近くに、リエージュ司教領だった頃のパレスだった、
大司教宮殿がある。
現在は裁判所と市庁の一部となっている。

金曜の朝に、ブロカンテというか・・・ジャンク・マーケットが立つ。
2017年に来た時は雨がちで、店も殆ど出ていなかったけれど
(そのときの様子は<このページ>の後半に。)
2018年に来た時はいいお天気。



しかし、なんだかピンとくるものがなくて、
この時も見て回っただけ。

どちらかといえば、ミュージアムに入り浸っていた。
リエージュはMeuse(ムーズ)川沿いの街。
川に向かって、丘が降りてきていて、
丘の上の方まで街が広がっている。

その、「坂の街」の風景。
この一角は前回の、リエージュ照明博物館とか、
ここは行く時間がなかったけれど、
Museum of Walloon Life(ワルーン生活史博物館)がかたまっている一角。
Walloonというのはベルギー南部のフランス語圏のエリアの名称。

赤レンガにグレイのナミュール石をアクセントに使った、
ワルーンの伝統的な建築様式。

博物館の近くにある、Eglise Saint-Antoine
(聖アンソニー教会)のファサード。


この界隈には小洒落たお店が多いのだけれど、

リエージュ・ワッフルで有名なベーカリー、
Une Gaufrette Saperlipopetteがここにある。
ウィンドゥの棚の右下にあるのがそのワッフル。
日本でいわゆる「ワッフル」と言ったら想像する、
もっちゃり肉厚で丸みを帯びた形のワッフルは、実はリエージュ式。
(日本語の解説は、例えば<このページ>)

リエージュ式の有名店がここなんだそう。
買って帰って、Pおじさんと食べた。
甘くてしっとりさっくりで、美味しいけど、
これがなかなかのボリューム。
ブラッセルズ式はサクサクしていて
(ちょっとサブレみたいな感じ)、
あまりお腹にはずっしり来ない。

やはりこの一角にある、
Eglise Notre-Dame-de-l'Immaculée-Conception
(無原罪の御宿りの聖母教会)。
ここも中は公開されていなかったけれど、ファサードがきれい。

これは大司教の紋章かな?

これは牡鹿といる聖人さんなので、
Saint Hubert(聖ユベール/仏、聖ヒューバート/英)。
聖ランバートと並んで、リエージュ司教の聖人さん。
リエージュは聖人さんがいっぱい(笑)。

もう使われていないけれど、街角の給水噴水。

ハーフティンバー(木造)のタウンハウス。
17世紀頃のものだろうか。

11月後半で、もうクリスマスの飾り付けが始まったところ。

グレーのナミュール石使いが南ベルギー的な、
秀麗な19世紀の建築。

この曇天曇りは2017年の写真で、
Curtius Museum(クルティウス博物館)から広場を挟んで
見えていたCollégiale Saint-Barthélemy(聖バーソロミュー教会)。
11世紀に由来する教会だそうで、現在の様式は、
19世紀に導入されたロマネスク・リヴァイヴァル・スタイルかと。
2006年にその19世紀のスタイルを踏襲して・・・だと思うけれど、
かなりヴィヴィッドな着彩の、大改修がされている。

ここはこの、12世紀の洗礼盤で知られている。

中はこんな感じで・・・、中世建築がバロック式で拡張されて、
それがまた宗教戦争でシンプルに削られてしまって、
19世紀にそれをまた、ごちゃまぜでリバイバルしたのを、
21世紀に改修して、とにかくきれいにしました・・・的な、
「全時代的」特徴のなさになっている。

クルティウス博物館に接した、17世紀木造の建物の続く路地。
ここはちょうど街の北東の端で、
ここから街の反対側、大聖堂のある南西のエリアに歩いていった。

聖ポール大聖堂と、その前の聖ポール広場。
この大聖堂、2年とも改装工事が続いていて、
カヴァーで覆われていて、外観が撮影できなかった。
かろうじて、これ一枚。中は、前々回の最後に少し載せたけれど。

もう一つの美麗教会、Église Saint-Jacques de Liège(聖ジャック教会)

これまた公開されていなかったので、外観だけ。
これは16-17世紀の後期ゴシック構造が残されている感じ。
内部も美しそうなんだけれど(こんな・・・)
土曜4:30–5:30pmと、日曜11am–12pmの、1時間ずつしか公開していないって、
中を見るのは、無理、無理~。

公園の繋がるブルバードの向かいに建つ、
フィルハーモニック・ホール。
19世紀のミュージアムなどによくあるタイプの建築。

黄葉鮮やかな、Parc d'Avroy(アヴォリ公園)を抜けて、

まだ歩いて、帰りは一つ手前の駅、
実はここがメインの駅なのだけれど・・・、

Liège-Guillemins(リエージュ・グィレミン)駅から列車に乗る。

普段、現代建築には一切興味がないのだけれど、
ここはかなり感動的だった。

光が、空気が空間の一部に、完璧に組み込まれている。
スペインの建築家Santiago Calatrava(サンチアゴ・カラトラヴァ)2009年の作品。
ヨーロッパの美駅Noナントカに、必ずランキングされている駅だそう。
ちなみに・・・サルヴェーションAMPのファン・ヴィデオをYoutubeで見て、
ハマった話を<ここ>に書いていたけれど、ここに出てくる、
翼を広げるMilwaukee Art Museum(ミルウォーキー美術館)
を設計したのも、同氏だそうで、さすがだわ。
引っ張っていたリエージュ編もやっとケリが付いて、
次回はどこにしようかなと、只今考え中。
写真が溜めている一方で、プロセスできてないのですよ・・・(笑)。
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
Labels: 場所
<< Home