Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館) -3-
Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館)から、前回までの宗教・フォーク・アート・コレクション以外の展示物のイメージを。

このミュージアムで最初に目につくのは、
こういった、ギリシャ、ミケーネなどの大型彫刻。
これらは本物ではなくて、リプロが大半。
本物は大英博物館に入っていたりする。
あくまでも、学生の教育目的なので、リプロで充分。
そういえば、V&AのCast Court(カースト・コート)も同様に、
当時の(グランドツアーに行けない)美術学生のために、
カースト(キャスト=型取り)したリプロが展示されたのだった。
目的はここも同じ。

モダニズム バリバリの建築空間との、
コントラストが撮影していて面白い。


カーヴをもたせた銅板が並のようにうねっている天井。
この中に、配電・配管・空調システムが隠されているのかと。

このあたりからの小型の収蔵品はオリジナル。
ガンダーラ仏像やら、土偶みたいな(多分南米の?)像やら、
ルネッサンス彫刻、壁にかかっているのは、
ここからさほど遠くないLiege(リエージュ)出身の画家、
Paul Delvaux(ポール・デルヴォー)の作品。
なんだかマチマチな内容だけど、
このコーナーは学生のための、
美術史サンプリングが目的なのかと。

お美しいルネッサンス彫刻と、
同じくルネッサンス期のマヨルカ焼き。

ギリシャの壺なども、代表的なスタイルのものが
集められている。

赤絵と黒絵の対照展示。

ローマンの素焼きの頭像がチャーミング。

ローマン・ガラス器。

このフロアには中世宗教美術が展示されている。


これはバロック期の彫像の、カースト(型取りの)リプロかも。

聖母子、


色々。

当時のpolychrome(ポリクローム=多彩色)のプロセスが、
わかりやすい彫像。

15世紀な感じの祭壇画。

これは古そう。14世紀ごろかな。
アラバスター彫に彩色。

このセクションでは「色彩」に関しての展示。
光の色と物質(顔料)の色の特性の違い-
3原色の違いや、混合すると、
白くなるのか、黒く(グレイに)なるのか-
といったような内容・・・なんだと思う。

全然別のフロアの絵画の展示の中で、
お気に入りの、Odilon Redon(オディロン・ルドン)の、
「Profile of Light(光の横顔)」を見つける。

また場所は変わって、科学系の学科のためになのか、
歴代の理化学機器の展示のコーナーもある。
なんだか多岐にわたった内容を、百科事典的に、
羅列した感じの博物館なんだな・・・と思っていたら、
その特徴で開き直ったかのようなこの展示・・・↓

Cabinet of Curiosities(キャビネット・オブ・キュリオシティーズ=驚異の部屋)‼

学科の視覚サンプルを集めていたら、結果的にこうなったという感じ。

今トレンドで来ているんだから、のらない手はない・・・
というこの展示、ステキ~(笑)。




最後に出口のあたりの、建築の様子を。
Musée L - Musée universitaire de Louvain
(ルヴァン大学博物館)
Map:
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